ブラジル音楽界を代表する女性シンガー・ソングライターベベウ・ジルベルト待望の新作
ボサノヴァの創始者、ジョアン・ジルベルトを父に、人気シンガーのミウシャを母に持つベベウ・ジルベルト。10代から活動を始め、1986年に20歳でミニ・アルバムをリリース。2000年にリリースした1stフル・アルバム『タント・テンポ』がラテン・グラミーの2部門にノミネートされるなど世界的に大ヒット。2004年リリースの2ndアルバム『ベベウ・ジルベルト』はコスモポリタンかつ洗練されたアルバムとして高い評価を得て、グラミー賞のベスト・ワールド・ミュージック部門にもノミネート。2007年に3rdアルバム『モメント』、2009年に4thアルバム『オール・イン・ワン』をリリース。いずれの作品でも高い評価を獲得。新世代ブラジリアン・ミュージックの第一人者として活躍を続けている。
本作は2009年『オール・イン・ワン』以来、5年振りとなる待望の新作。共同プロデューサーに『タント・テンポ』以来となるマリオ・カルダート(Beastie Boys、Jack Johnsonなどを手掛けたことでも知られる。)を迎え、ブラジル音楽に留まらない音楽性と洗練されたサウンドを展開。映画 『シティ・オブ・ゴッド』 の音楽を手掛け、自らも出演したことで注目を集め、現在もブラジル音楽界の中心的存在として活躍する鬼才セウ・ジョルジが作品を提供、ボーカルでも参加。自作曲以外にボサノヴァ創始者のひとり、カルロス・ジョビン作で父ジョアンが『ゲッツ/ジルベルト』で取り上げた「ヴィヴォ・ソニャンド」のカヴァー・ヴァージョン、ルイス・ボンファ作で『ジャズ・サンバ・アンコール/スタン・ゲッツ、ルイス・ボンファ、マリア・トレード』収録のサンバの名曲「思い出は駆け足で」、ニール・ヤングが1992年に発表した『ハーヴェス・ムーン』収録の名曲「ハーヴェスト・ムーン」のカヴァー・ヴァージョンも収録など、聴きどころ満載。
発売・販売元 提供資料(2014/07/08)
インターナショナルな活躍を見せるブラジル音楽シーンの女王が、5年ぶりのオリジナル・アルバムを発表した。マリオ・カルダートJrがプロデュースを、カシンやマウロ・レフォスコらお馴染みの面々がバックを務め、〈ボッサ・エレクトロニカ・ポップ〉とでも呼べそうな独特の音世界を展開。神秘的な解釈でのニール・ヤング“Harvest Moon”や、お父様(ジョアン)も名盤『Getz/Gilberto』で披露したアントニオ・カルロス・ジョビン“Vivo Sonhando”のストレートなカヴァー、セウ・ジョルジとの共作&デュエットによる小粋なボッサ・ナンバーほか、全曲が尋常じゃなくハイクォリティーな仕上がりに。艶めかしくて耽美的、ホーリーかつヘヴンリーで、包容力のある歌声に癒されます!
bounce (C)ダイサク・ジョビン
タワーレコード(vol.370(2014年8月25日発行号)掲載)