イギリス南西部グロスタシャー州出身でロンドンを拠点に活動するシンガー・ソングライター、FKAツイッグスのデビュー・アルバム。エレクトロニクス、R&B、ポップとアブストラクト、アンビエントの要素を一体化させた作品。 (C)RS
JMD(2014/06/11)
ザ・エックス・エックス、サブトラクト、サンファ、チェアリフト等新人アーティストを輩出しブレイクさてきた新鋭レーベル<Young Turks>が満を持して送り出す、イギリス南西部グロスタシャー州出身でロンドンを拠点に活動する新人シンガー、FKAツイッグスが遂にアルバム・デビュー!エレクトロニクス、R&B、ポップとアブストラクト、アンビエントの要素を一体化させた新人にしてネクスト・レベル・アーティスト。米ビルボードの「2014年注目新人」選出やBBC・サウンド・オブ・2014ノミネート、更に音楽メディアだけでなくDAZEDウェブサイトで特集が組まれるなどファッション界からも注目されている。13年、カニエ・ウェストの『イーザス』を手掛けたアルカとの共同プロデュースで『EP2』の発表や、<4AD>のR&Bデュオ、インクとのコラボシングル「FKA x inc.」で話題沸騰中!
発売・販売元 提供資料(2014/05/27)
2014年もっとも待たれていたアルバム。“Two Weeks”で沸点へと達した期待を背に届けられた初作は盟友アルカと育んできたレフティなファンタジアをそのまま追求している。“Pendulum”ではポール・エプワース、“Give Up”ではエミールがそれぞれシンガーとしての魅力をストレートに引き出しているのに唸らされ、全編を通したその危なっかしくホーリーなエロスの怪演はもちろん、クラムス・カジノにサンファやデヴ・ハインズ、そしてインク兄弟を贅沢にもただのピースとして扱ってしまう楽曲のディティールへの徹底したこだわりっぷりも見事だ。R&Bのゾーニングとかビョークやアリーヤのポスト論(あとUTADA耳でも……とか言いたくなっちゃう)も誘発しちゃう2014年の顔は、間違いなくこんな顔。
bounce (C)ヌーディーマン
タワーレコード(vol.370(2014年8月25日発行号)掲載)