フライング・ロータス主宰<Brainfeeder>の所属アーティストでティーブスとともに現代のLAサイケデリアの一翼を担うマシューデイヴィッド3年ぶりとなるアルバム!強烈なサイケデリアを塗しながら、幻想的で温もりのあるサウンドはそのままに本作では冒頭「In My World」(M-1)、深めのリヴァーヴでソウルフルなファルセットがリフレインする「Cosmic Caller」(M-2)、メアリー・J・ブライジ、ビッグ・ダディ・ケイン、LL・クール・J等数多くのアーティストにサンプリングされてきたメリー・ジェーン・ガールズのクラシック「All Night Long」を酩酊感たっぷりにカバーした「Perpetual Moon Moods」(M-4)、メロウでマッドなAORサウンドの上で歌うようにラップを披露する「Next to YouAlways」(M-6)、ビビオのメロウ・ムードを開放感たっぷりにアップデートした「Artforms」(M-7)などノスタルジックでソウルフルなヴォーカルを披露!さらに、強烈なカットアップビートにトばされる「House ofHorus」(M-5)や「Singing Flats」(M-8)、ジャングル~ジュークがブリージンなサイケデリアの中を爆走するタイトルまんまな「West CoastJungle Juke」(M-9)などインスト・トラックのイきっぷりにも磨きがかかり、全編を通して聴くとまるで黄金期のモータウンのラジオ番組をエイフェックス・ツインがまるごとサイケデリックにエディットしたような最深型フリーソウルに失禁必至!!フライング・ロータスがキング・クリムゾンやピンク・フロイドと並べて現在最もハマっている一枚に挙げるのも納得の快心作!
DIS
発売・販売元 提供資料(2014/05/15)
才人が集うブレインフィーダーにあって、その壊れそうなエクスペリメンタル・サウンドの美しさで存在感を示すマシューデイヴィッド。このニュー・アルバムでは揺らめき度合いが増し、陶酔感をたっぷり漂わせた彼なりのサイケデリック・ソウルが披露されている。オリジナルの世界観が結実しているのと同時に、実生活での結婚や子供の誕生による影響からか、全体的に幸せなオーラで包まれている印象だ。自身の加工したヴォーカルを使って、艶かしくスロウにメリー・ジェーン・ガールズ“All Night Long”のフレーズを溶け込ませた“Perpetual Moods”がとりわけ特徴的。声もビートも含め、音全体がグニャ~と変容して溶解して、フワ~ッと拡散していく虹色感覚の気持ち良さ……中毒性高くて良いわ~。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.368(2014年6月25日発行号)掲載)