地中海式人生のレシピ

失敗も寄り道も幸せへのステップ 大切なのは探しつづけること

＜2013-2014 日本スペイン交流400周年＞記念作品

フェラン・アドリアほか、スペインの三つ星レストランのシェフたちが全面協力。

一流の料理人を目指すソフィアを支える幼なじみの男2人。普通じゃないけど幸せになりたい3人の物語。

●厨房を舞台に一人の女と二人の男が繰り広げるロマンス・コメディ。料理も人生も試してみなけりゃ分からない!これぞ地中海式生き方。
一人の女性シェフと、夫と恋人。こんな「三角関係」の場合、女性はどちらを選ぶのか・・・というのがストーリーの着地点になるのが通例だが、この作品ではその選択すら彼らの人生の一部でしかない。選択しようがしまいが人生は続いていく・・・いわば選択の連続。「間違ってもいい、大切なのは探しつづけること」。南欧・地中海特有の生き方、時間の価値の計り方や相手との距離感、愛し方。そして生まれながらの土地と、生まれながらの家族に対する近さが、映画前編を通して大らかに描かれている。日本にはない価値観に触れることで日常から離れ、スペインの美しい景色と美味しそうな料理を堪能できる、二度も三度も美味しい作品に仕上がっている。

●本作が映画初主演となるオリビア・モリーナをはじめとする若手注目株と、スペイン映画界を代表するベテラン俳優陣による競演作品!
主演は4本目の本作で初主演をはたしたオリビア・モリーナ。彼女に翻弄され、彼女を支える二人の親友には、本国で7年続いたTVドラマの主演で爆発的人気を博したパコ・レオン、本作出演でブレイクしたアルフォンソ・バッサベ。脇を固めるのは、『オール・アバウト・マイ・マザー』をはじめ存在感のある役柄でお馴染みのカルメン・バラゲ、『トーク・トゥ・ハー』医師役が印象的だったロベルト・アルバレス、ヴィゴ・モーテンセン主演『アラトリステ』などのヘスス・カステホン。監督はハビエル・バルデム主演『電話でアモーレ』、ペネロペ・クルス主演の『Alegre ma non troppo』『ペネロペ・クルスの抱きしめたい』などを手掛け、ロマンティック・コメディを書かせれば右に出るものはいないと言われるホアキン・オリストレル。本国の一流俳優陣とスタッフ、料理人のコラボレーションにより、南欧・地中海特有の生き方、時間の価値の計り方や愛し方、そして生まれながらの土地と家族に対する近さが映画全編で描かれている。