| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2014年07月23日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Warner Bros. |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | WPCR-28094 |
| SKU | 4943674180790 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:42:26
エディション : Remaster

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一方で、しっかりとサインが出ているのに見逃してしまったボーンヘッドというのもある。遅ればせながらもしっかりと"まとめ買い"しておきながらルーズに扱っていたがために本当の良さに気づかずにいたアルバム。本作がそれに当たる。
敏腕プロデューサーによる三部作の1作目という点では、アル・スチュアートの『追憶の館』に似ている。次作の大ジャンプを予感させるポテンシャルの高さが垣間見える良盤だ。オープニングの「ネヴァー・ギヴィン・アップ」は「クローサー・トゥ・ユア・ラヴ」の助走だし、「スペイン」は国境を越えて「トルコ風ブルー・ロンド」へと繋がっている。実は、この2曲だけはベスト盤で予習していたのだが、残りの楽曲を含む本編は、一度”ながら聴き”した程度で抽斗に仕舞ったままだった。不覚だった。
改めて本作に向き合ってみて、実は後続の2作品と比べても遜色のないポテンシャルを持つ楽曲が詰まっていることに気づかされた。新監督の指揮による初陣なので戦術の模索(試行)も含め発展途上といった感じはするが、しっかりと攻めているし、何よりも熱量は十分に込められている。もう少し磨いてもいいような気もするが、本作はここが到達点だったのかもしれない。モノクロームのアル・ジャロウも、”これでいい、今回は!”と言っているみたいだ。