ロック・シーンにおける孤高のレジェンド、ニール・ヤング。今なお精力的に活動を続ける彼から、ライヴ・アーカイヴ・シリーズ最新作となった『ライヴ・アット・セラー・ドア』発売から約5ヶ月というタイミングで早くも新作音源を発表する! 今回の作品は、ホワイト・ストライプスの、という言葉はもう必要ないくらいの存在感を放ち、現代の「天才」と称されるジャック・ホワイトとの共同作品だ。ナッシュヴィルにあるジャック・ホワイトが所有するThird Man Studioにある、Voice-O-Graph(ヴォイソグラフ、小さなレコーディング・ブースから直接レコード盤のカッティングを行うという年代物のスタジオ)でレコーディングされた今作は、その昔ながらのぬくもりに満ちたサウンドと共に、ニール・ヤングという鬼才が愛した数々の楽曲たちをカヴァーした作品だ。彼がカヴァーしたのは、ボブ・ディランやブルース・スプリングスティーン、ウィリー・ネルソンやバート・ヤンシュ、といった名曲達ばかり。ジャック・ホワイトも、プロデュースだけではなく、実際に2曲でその歌声も披露している。世代を超えた天才たちによる、自らのルーツに最大限の敬意を表して制作された、とてつもなくハートウォーミングな作品が完成したのだ…!
発売・販売元 提供資料(2014/05/01)
ジャック・ホワイト所有のヴォイス・オ・グラフ(電話ボックス大のレコーディング・ブース)を用いて録音されたカヴァー集だ。アコギとハーモニカを持って密室に入り、ボブ・ディランやブルース・スプリングスティーンらの曲をシンプルに弾き語っていく御大。全編貧弱極まりない音質だが、くすんだ音色に浮かぶ何とも言えない愁いが胸を打つ。聴くたびにさまざまなイメージが重なっていき、味を増していく不思議な一枚。
bounce (C)桑原吏朗
タワーレコード(vol.368(2014年6月25日発行号)掲載)