ピアニスト小林五月によるシューマンのピアノ作品集第9作。「ウィーンの謝肉祭の道化」他、シューマンのウィーン時代の作品を中心に収録。 (C)RS
JMD(2014/06/13)
一音一音に音楽を託し、作品とともに深化を続けるピアニスト、小林五月のシューマンピアノ作品集第9弾は、作曲家がウィーン時代に溢れる衝動からしたためた名作を中心としたプログラム。すべての人々が命や魂を放出する謝肉祭のエネルギーを封入し、ベートーヴェンやシューベルトらウィーンで活躍した先輩たちへのオマージュもこめられた「ウィーンの謝肉祭の道化」、シューマンを脅かす死の影が忍び寄る「夜曲」、そしてウィーンからドレスデンに移住してから書かれた「4つの行進曲」。
最もロマン的な作曲家が「音楽の都」との関わりから紡ぎ出した作品が、小林の真摯な解釈によって花開く。
<小林五月>
東京生まれ。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部をともに首席で卒業。ピアノを故富本陶、故井上直幸、柴沼尚子、故エディト・ピヒト=アクセンフェルト、故ジョルジュ・シェベックの各氏に師事。室内楽を三善晃、故林光、末吉保雄、岩崎淑、安田謙一郎、店村眞積、中川良平の各氏に師事。2001年、デビューアルバム「シューマン:クライスレリアーナ、フモレスケ」をリリースし“正統にして自在──眩いオーラを放つ、ピアノ界の大器”と評された。2005年からはシューマンのピアノ独奏曲全曲演奏会「シューマン・チクルス」を開催、同時にCD収録を並行して行うという意欲的なプロジェクトに挑んでいる。「シューマン・ピアノ作品集」シリーズのアルバムの多くが「レコード芸術」誌の特選盤に選ばれている他、「ピアノ・ソナタ第1番&第3番 シューマン・ピアノ作品集III」、「クライスレリアーナ 同VI」、「幻想曲 同VII」は、いずれもレコード・アカデミー賞にノミネートされるなど各誌で高い評価を受けた。2006年には、イタリア・ヴィチェンツァにある世界最古の屋内劇場「テアトロ・オリンピコ」(世界遺産)でのリサイタルも行い、いま最も輝いている実力派ピアニストのひとりとして注目されている。
ALM RECORDS/コジマ録音
発売・販売元 提供資料(2014/05/01)