エヴリシング・バット・ザ・ガールの片割れであり、英レーベル<Buzzin' Fly>と<Strange Feeling>のオーナー、近年はDJしてもその名が知られているベン・ワットが、ソロとしては31年振りの2作目となるニュー・アルバム『ヘンドラ』をリリース!ゲスト・アーティストに元スウェードのギタリスト、バーナード・バトラー、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモア、イワン・ピアソン(プロデューサー)を迎え、至高のロック・アルバムが完成した!1983年にソロ・デビュー・アルバム『ノース・マリン・ドライブ』をリリースするが、トレイシー・ソーンとのユニットであるエヴリシング・バット・ザ・ガールの活動を優先させる為、ソロ・プロジェクトを事実上休止。その後、エヴリシング・バット・ザ・ガールはネオ・アコースティック~クラブ・ミュージック界を代表するアーティストとして世界的に注目をされ、全英・全米チャートのトップ10にもチャートインするなど成功を収めた。99年にのバンド活動休止後は、自身のレーベル<Buzzin' Fly>と<Strange Feeling>を立ち上げ、トレイシー・ソーンを始め数々の名作を世に送り出している。更にDJとしても活動の場所を拡げている。
発売・販売元 提供資料(2014/05/09)
珠玉の名品『Nor th MarineDrive』から31年を経て届いたソロ2作目。エヴリシング・バット・ザ・ガールとも2000年以降のDJワークとも異なるプライヴェートな肌触りのアコースティック・サウンドは、あきらかに前作との連続性を感じさせる。だが、長い年月はかつての青春の痛々しさを氷解し、“Spring”という曲が象徴するように柔和な温かみを加味させた。そんな優しい私信に、涙する以外ほかにどうすればいいのだ。
bounce (C)北爪啓之
タワーレコード(vol.367(2014年5月25日発行号)掲載)
80年代至高の名盤『ノース・マリン・ドライヴ』から31年振り! エヴリシング・バット・ザ・ガールのベン・ワットの2ndアルバムが完成した。90年代より傾倒してきたハウス・ミュージックの影響があるのかと思いきや、スピーカーから流れてきたのはシンプルなシンガーソング・スタイル。円熟を迎えたキャリアをもって奏でる原点回帰とも言うべきか。どことなく70年代の雰囲気も感じるが、彼が10代の頃に聴いていたものが滲みでているのかもしれない。溢れる歌心と時にはロックしている感じがたまらない! 共演のバーナード・バトラーやデイヴィッド・ギルモアのギター・プレイもいい。
intoxicate (C)水上渉
タワーレコード(vol.109(2014年4月20日発行号)掲載)