南部ノース・キャロライナ州シャーロットを拠点に活動する4ピースバンド“マトリモニー”のデビュー・アルバム。バンジョーやマンドリンの音が印象的でありながら、ブルース、ソウル等の影響も受けたサウンド、また男女ツインのヴォーカルがかけ合うポップなハーモニーで、懐古趣味に陥らない今のカントリー・ブルースを鳴らしている。ライヴが多いバンドで、このレコーディングでも随所にライヴ感が漂う。特徴的なのはバンドの構成。故郷北部アイルランドから中国を経てシャーロットに流れ着いたリード・ヴォーカルのジミー・ブラウン。アメリカで出会い彼の妻となったアシュリー・ハーディー・ブラウン(Vo. Key)。そしてジミーの友人でありアシュリーの兄弟であるジョーダン・ハーディー(Dr.)そしてCJハーディー(Mandolin & Banjo)。夫婦と兄弟という無敵の堅い絆が生みだす音がこのバンドならでは。「言葉を交わさなくてもスタジオに入ればセッションできる。」という間柄で、4人で各地をツアーすることも、レコーディングすることも、全てが家族と共にある安らぎが伴うという。この空気感をパッケージしたのがこのアルバム。慌ただしい日常でほっこりできるようなリラックス・ムードと、ライヴ・バンドならではの心地よい緊張感が一体となったアルバムだ。
発売・販売元 提供資料(2014/04/10)