アトランタの実力派シンガーの4年ぶり2作目。ジル・スコット似の声質によるネオ・ソウルを基調に、レトロ・ソウルや穏やかなボッサ風味など曲調は様々だが全てにオーガニックな温もりがあふれており、中でも親密なムードのスロウ(2)が白眉。日本ではSWEET SOUL、海外ではドームとシャナキーからリリースされる、という点からも良心的R&Bリスナーに推薦できる一枚。
オススメ曲 (2)(7)
タワーレコード(2014/05/29)
現行のソウルシーンにおいて確かな実力と実績を重ねて評価を高め、最も期待されるシンガーソングライター兼ピアニストAvery*Sunshine(エイヴリー・サンシャイン)。彼女が2010年にリリースしたデビュー作であるセルフタイトルアルバムは、Soul/Rare Groove界のレジェンドRoy Ayersを2曲でゲストに迎えて制作され、そのしなやかなボーカルと心揺さぶるパフォーマンスで大きな反響を呼んだ。そんな鮮烈なデビューから4年の歳月を経て完成したAveryの新作が『The Sunroom』だ。本作は、絶賛された前作で世界に大きくアピールした彼女の才能が更に深く、広く成長したことを見せつけてくれる一枚だ。デビュー作の系統をメインにフィーチャーしながらも、楽しく希望に満ちたアップテンポなナンバーやソウルフルなグルーヴナンバー、崇高なバラード、さらに重厚感を漂わせるゴスペルトラックと、彩り豊かな音楽を届けてくれる。Jill ScottやAngie Stoneなどのフィメール・ネオソウルシンガーファンにはたまらない歌声を持つシンガーとして、そしてタイトでバラエティ豊かなトラックとリリックを紡ぐソングライターとしても超一級品のAvery Sunshine。「音楽をより多くのリスナーに届けられることを期待し待ち望んできた」と語る彼女の生み出した極上盤がその言葉をついにここ日本でも実現する。
BBQ
発売・販売元 提供資料(2014/04/09)
アトランタの実力派シンガーが4年ぶりの2作目をリリース。ジル・スコット似の声質によるネオ・ソウルを基調に、レトロ路線や穏やかなボッサ系など曲調はさまざまだがすべてにオーガニックな温もりが溢れており、白眉は親密なムードのスロウ“ Call MyName”。日本ではSWEETSOUL、UKではドーム、本国USではシャナキー経由でリリースされる、という点からも良心的なR&Bリスナーに間違いなく推薦できる一枚。
bounce (C)池谷昌之
タワーレコード(vol.367(2014年5月25日発行号)掲載)