フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2014年06月25日 |
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規格品番 |
WPCR-28039 |
レーベル |
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SKU |
4943674178582 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:35:13
エディション | Remaster
このアルバムを、とうとう書く時が来た。その思いは、お読み下さる方には何の関係もない。しかし、私には最重要アルバムの一つである。何故なら高校、大学時代に、私が最も傾倒したドラマーだからである。彼の舐めるような速叩きドラミングは今も、比類が無い。凄いのは、オリジナリティに溢れつつも、他のミュージシャンのアルバムでは、彼はその超絶技巧をひけらかすことを、決してしなかった。私はその奥ゆかしさに惚れ込んだ。ドラマーの役割を熟知しているから、出しゃ張ることは嫌った。80年代当時、そうした彼の卓越したテクニックを上回るドラマーはいなかったはずだ。否、今もいないであろう。故にフュージョンブームの頂点で制作された本作は、コブハムの出世作、さらに最高傑作と言っていい。前作の「スペクトラム」では、速叩きばかり注目されて気の毒だったが、本作は、満を持しての制作であることは、ブレッカー兄弟など豪華な共演者を見ても実感出来る。組曲風の展開で奏でられる冒頭の楽曲は、9拍子の複雑なテンポにもかかわらず、全く違和感を感じさせない。途中に挿入される3分に及ぶドラムソロは、圧巻の一語に尽きる。イフェクトを掛けているが、何の抵抗感もなく、嵐の過ぎ去る様を見事に表現している。後半は、ブレッカー兄弟とのアドリブの掛け合いが面白い。今は亡きマイケルの、わざと調子を外すような無機質なメロディは、その後のサキソフォン・アドリブのお手本になった。タイトル曲は、新進のギタリスト、ジョン・アバークロンビーのソロが面白い。私は某専門学校の文化祭で、この曲のドラムを演じた思い出がある。文化祭としては、かなりトンガった選曲だったかも知れない。でも、そのくらいフュージョンは当時、絶大な人気があった。本作はフュージョン全体を見渡しても、ミュージシャンの熱いスピリットが溢れ出ており、重要な役割を持つ名盤である。録音が素晴らしいことも、付け加えておく。
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