高校バスケットボールのMVPであり、コネチカット州ミドルタウンのウエスレヤン大学でジャズ・サックス奏者のアンソニー・ブラクストン(元バトルスのタイヨンダイ・ブラクストンの父親)に師事していたナット・ボールドウィン(NAT BALDWIN)は、友人の紹介でダーティ・プロジェクターズのデイヴ・ロングストレスと知り合うと、2009年の傑作『ビッテ・オルカ』以降は正式メンバーとしてバンドの作品、ツアーに参加。アーサー・ラッセルのカバーを含む前作に引き続きテキサスのWESTERN VINYLからリリースされる本作には、ドラマーのオットー・ハウザー(エスパーズ/ヴェティヴァー)、ヴァイオリン奏者のロブ・ムース(アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ)、そしてザ・ナショナルやアーケイド・ファイアの諸作で知られるストリング・セクション、ワードレス・ミュージック・オーケストラのクラリス・ジェンセン(チェロ) とナディア・シロタ(ヴィオラ)が参加。ニック・ドレイクやジュディ・シル、ジョアンナ・ニューサム、そしてビル・キャラハンといったアーティストたちにインスパイアされた、入念なストリングス・アレンジが施されている。歌詞のトピックはボクシングやボディビルディング、狙撃練習など多岐に及び、先日『ダラス・バイヤーズ・クラブ』でアカデミー助演男優賞を受賞した俳優、ジャレット・レト主演による伝記映画でも知られる伝説のランナー、スティーヴ・プリフォンティーンについて歌った曲もあるという。

発売・販売元 提供資料 （2014/05/12）