ドビュッシーの前奏曲の録音は多数ありますが、このディスクは大変興味深い楽器で演奏されています。演奏者が偶然目にすることになったプレイエルピアノ。ドビュッシーの前奏曲を録音する計画をしていた彼女はその音色に魅了され今回の録音に至りました。聴きなれた作品が新鮮で魅力的な音で奏でます。ドビュッシーが「ピアノにハンマーが付いていることを忘れさせることが大切だ」と言ったとされてます。もちろん彼女の演奏は楽器と作品の魅力を引き出す高度で見事なテクニックを兼ね備えていることは言うまでもありません。
<佐々木 宏子(ピアノ)>
1974年、津市の生まれ。3歳よりピアノを始め、13歳の時、世界的ピアニスト内田光子氏に才能を認められ、英国ユーディ・メニューインスクールに留学。セタ・タニエル、イリナ・ザリツカヤ各氏に師事、他に内田光子、ブラド・ペルルミューテル、ルイス・ケントナー、ニコライ・デミデンコ各氏にも学ぶ。17歳の時、フィルハーモニア管弦楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第21番を共演、ヨーロッパデビューを飾る。16歳でフィラデルフィア カーティス音楽院学士課程入学、同院卒業後、20歳でボルティモア ジョンズ・ホプキンズ大学ピーボディー音楽院大学院入学。同院終了後、カナダ トロント王立音楽院アーティスト・ディプロマ入学。その後、ニューヨーク州立ストーニーブルック大学大学院音楽学部博士課程入学。この間、レオン・フライシャーのもとで学び、クロード・フランク、ヨヘブド・カプリンスキー、ギルバート・ケーリッシュ各氏にも師事、他にミチェスラフ・ホルショフスキー、エマニュエル・アックス、ユージン・イーストミン、ソファイア・ロソフ各氏にも学ぶ。2003年5月ニューヨーク、カーネギー・ワイルホールに招待出演しニューヨークデビューを飾る。音楽評論家ハリス・ゴールドスミス氏はニューヨーク・コンサート・レビュー誌に掲載し絶賛する。2004年10月ニューヨーク、シンフォニー・スペースにてベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会のオープニングピアニストに選ばれ出演し、ニューヨーク・タイムズ紙に演奏写真と共に掲載、賞賛される。その他、2003年から7回にわたってニューヨーク、カーネギー・ワイルホールでのリサイタル、2005年、06年とブダペスト音楽祭出演やウィーンフィルとのモーツァルトのピアノ協奏曲第23番を共演するなど、観客を魅了し絶賛される。また2007年にアマデウス・トリオのピアニストに抜擢され、精力的に演奏活動を行う。2011年6月、2012年2月に東日本大震災チャリティーコンサートをニューヨーク エム・リー コンサートホールで行い、全額を日本協会の地震基金に寄付する。これまでに世界各地に招かれ、ソロ及び室内楽リサイタルやテレビ出演を行う。また夏期には、世界各国の有名な国際音楽祭に招かれ、室内楽をロバート・マクドナルド、マイケル・トゥリー、(グァルネリ弦楽四重奏団)、ピーター・ゼルキン、ジュリアード弦楽四重奏団、ジュリアス・レヴィン各氏に学ぶ。現在、ニューヨーク在住。バード大学コンセルバトリーでピアノ、室内楽の指導を行っている。
発売・販売元 提供資料(2014/02/27)