スペイン・マドリード出身の女性シンガー・ソングライター、ルルデス・ヘルナンデスによるソロ・プロジェクト、ロシアン・レッドの3年振り(2014年時)となるセカンド・アルバム。新しい活動拠点とするロスアンゼルスで、ジョー・チッカレリをプロデューサーに迎えて制作。前作より更にロック/エレクトロニック・サウンドが取り入れられた、進化の一枚! (C)RS
JMD(2014/03/08)
スペイン・マドリッド生まれのルルデス・エルナンデス(Lourdes Hernández)によるソロ・プロジェクト、ロシアン・レッドの、ソニー・スペインからのセカンド・アルバム。その唯一無二の歌声と抜群のルックスで、ファッション、テレビ、映画などの幅広い分野で活躍する、スペインを代表する女性シンガー・ソングライター。3年振りの新作となる『エージェント・クーパー』は、新しい活動拠点としているロスアンゼルスで、ジョー・チッカレリ(ザ・ストロークス、ザ・ホワイト・ストライプス、U2など)をプロデューサーに迎えて制作された。収録楽曲のタイトルは全て、ルルデス本人が今まで 何らかの形でインスピレーションを受けた、実在する男性の名前とのこと。前作より更にロック/エレクトロニック・サウンドが取り入れられた、進化の一枚!
発売・販売元 提供資料(2014/02/25)
陽を浴びながら聴いていたい可愛らしいフォーク・ポップを歌っていた女の子。そんな印象を大きく覆す3年ぶりの3作目だ。トーリ・エイモス、ストロークス、ホワイト・ストライプスらの作品を手掛けてきたUSのプロデューサー、ジョー・チッカレリのもとLAで制作されたこのアルバムは、銃を構えたジャケからも察せられる通り、ある意味で攻撃的。歪んだギターを前に押し出してインディー・ロック的な方向へと転換を見せている。いろいろ心持ちの変化があって、大人の階段を昇ったということなのだろう。その変化に戸惑う人もいるかもしれないが、アンニュイな声とアグレッシヴな曲との合わさりはそのまま新たな魅力に繋がっている。ちなみに曲のタイトルはすべて実在する男性の名前だそうな。
bounce (C)内本順一
タワーレコード(vol.365(2014年3月25日発行号)掲載)