フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
1992年05月19日 |
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規格品番 |
98164 |
レーベル |
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SKU |
077779816422 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:02:35
録音 | ステレオ (Studio)
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1.[CD]
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1.Good News
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2.Make That Dream Come True
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3.Eva
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4.Doctor, The
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5.One More Time
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6.Imagine That
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7.Without Love
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8.Daydreaming
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9.Who Put the Meat in My Bed
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10.Monica
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11.Almost an Angel
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12.Night After Night
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本作は、残念ながらすでに絶版となり、中古を除いて入手困難なアルバムである。しかし、92年発表の本作はフュージョン界にとって、知る人ぞ知るプレミア付きの名盤であり、私にとっても秘蔵のアルバムと言っていい。レコード業界関係者の方々に、もし拙稿が目に留まったのであれば、是非とも名盤の復活としてご検討いただきたい。とは言ってもファットバーガー自体もかなり激しい変遷を辿っており、サウンドも変容している。後半は単なるダンスミュージックに堕落してしまい、現在は活動していない。私が熱愛しているのは、ギターのスティーブ・ローリーが在籍していた頃の1980-90年にかけての、ソフト&メロウのフュージョンが大流行した時代のサウンドである。時流に逆らった彼の古風なオクターブ奏法は、ウェス・モンゴメリーやジョージ・ベンソンに全く引けを取らないテクニックで、エレガントでエモーショナルだが、時に切なく悲しい音色も放つ。その彼とキーボードのカール・エバンスjr.が双頭となって活動した80年代が、ファットバーガーの絶頂期だったと確信する。エバンスの流麗なアドリブ・ラインも、ローリー負けず劣らず美しい。ローリーをフューチャーしたアルバムは「グッド・ニュース」と「リヴィング・イン・パラダイス」「タイム・ウィル・テル」の3作で、それらから選曲されたのが、このベスト盤である。全曲が、当時のフュージョンが目指した、最高に心地良いベクトルのサウンドを、ほぼ完璧に奏でている。メインの旋律といい、アドリブのメロディといい、リズム隊の工夫といい、実に情感豊かで身を任せられる。凡百のヤワな、流行をなぞった当時の人気アーティストの楽曲とは全くちがう、上質なインストルメンタルの世界が展開する。極力イフェクトを通さない、生の音色で勝負するローリーのギターは、聴く者の胸にじわじわと染み入って来る。ぜひ若いジャズファンも、彼のオクターブ奏法の美しさを、心往くまで堪能して欲しい。
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