ハチ名義の楽曲も収録された2ndアルバム!
14年リリースの2ndアルバム。1stシングル「サンタマリア」のニューヴォーカルVer.、ハチ名義のボーカロイド曲「ドーナツホール」、蔦谷好位置を共同アレンジャーとして迎えた「アイネクライネ」、米津のプログラミングで作成された「KARMACITY」などその才能がより広いフィールドで開花し始めた1枚!
タワーレコード(2024/06/26)
衝撃の話題作、ファーストアルバム『diorama』から約2年。モノクロの箱庭から飛び出し、さまざまなミュージシャンとのスタジオセッションを行う中でうまれてきたのは、強烈な個性をもつ、極彩色の世界。
米津の特徴でもある中毒性の高いギターリフがかき鳴らされ、ミクスチャー、ポストロック、オルタナティブダンス、エレクトロメランコリックバラード、祭り囃子のような昭和歌謡を、肉体的演奏と、さまざまなサウンドテクスチャーで緻密に構築し、キャッチーかつ楽しく強いポップミュージックへと昇華した、「やみつき」な米津サウンドがアルバムを彩る。
おびただしい言葉が紡ぐのは、脆く儚い人間そのものと、不条理な日常、その美しさの肯定、そこから見いだす希望。新たな景色を見始めた濃厚なアルバム。
ファーストシングルより"サンタマリア"のニューヴォーカルVer.と"百鬼夜行"、セカンドシングルより"MAD HEAD LOVE"を収録。さらに、ハチ名義にて投稿し、あっという間にミリオン再生を突破したVOCALOID曲"ドーナツホール"を、本人歌唱のヴァージョンにてカヴァーとして収録。全15曲収録。
発売・販売元 提供資料(2020/01/08)
ボカロP"ハチ"としても活動する、米津玄師の約2年ぶり(2014年時)となるセカンド・アルバム。ファースト・シングル「サンタマリア」にヴォーカルをレコーディング、さらにセカンド・シングル「MAD HEAD LOVE」やハチ名義のボーカロイド・ヒット曲「ドーナツホール」を米津玄師名義で収録。 (C)RS
JMD(2014/03/29)
ニコ動のトップランナーの位置から飛び出し、生バンドとのコラボを追求したメジャー・デビュー後の歩みが実を結んだアルバムと言っていいだろう。彼の特徴であるシャープなギターのカッティングを軸としたグルーヴィーな楽曲に肉体性が加わって、作品全体の躍動感が倍増。抜群のソングライティングはそのままに、歌詞にも強いコミュニケーション欲求が表れるなど、広く外側に開かれた作風に変化している。さらに、蔦谷好位置を共同アレンジャーとして迎え、ドラマティックな曲展開を構築した“アイネクライネ”や、米津のプログラミングのみで作られた唯一の曲で、インディーR&Bに接近したような“KARMA CITY”など、すでにネクスト・ステージへ向けた可能性が提示されていることも頼もしい。
bounce (C)金子厚武
タワーレコード(vol.366(2014年4月25日発行号)掲載)