ベルギーのビリー・ホリデイ、ニーナ・シモンと評される話題の個性派シンガー、メラニー・デ・ビアシオが7年振りとなる2ndアルバム『No Deal』をリリース!古き良きジャズ、ブルース、ソウルの影響を受けるメラニーはベルギーの名門大学、ブリュッセル王立音楽院で音楽の才能を開花させ、07年に『ア・ストマック・イズ・バーニング』でアルバム・デビュー。母国ベルギーやフランスなどのフランス語圏の国で高い評価を受けた。クラシック・ダンスからフルート、ヴォーカルの勉強を続けてきた彼女の歌声はビリー・ホリデイやニーナ・シモンを彷彿とさせ、本作からは大人のスムースジャズのフレイヴァーが漂う。またポーティスヘッドなどのトリップ・ホップの世界観も見事に表現している。
発売・販売元 提供資料(2014/02/07)
ベルギーの女性ジャズ・シンガーによる新作。クールネスと潤いの両方を備えたニュアンスの深い歌唱が、ますます独自の世界観を表出させている。サスペンス映画調のダークなムードは密室的でモノクローム。怖いくらい落ち着きのあるテンポ感でもって、静かに感情に揺さぶりをかける。バック陣は主張することを極力抑え、これまで以上に歌声の陰影が浮き彫りに──そんな作品。深夜にじっくり聴き浸ることをオススメする。
bounce (C)内本順一
タワーレコード(vol.366(2014年4月25日発行号)掲載)