サマーソニック14参戦!唯一無二の個性が光る、進化し続けているエレクトロ・ポップ・ユニット、メトロノミー。ダンサブルでポップ、そしてちょっとヘンテコでユニークな彼らのサウンドスケープの最新進化形が到着! メトロノミーのブレイン、ジョセフ・マウントが今回このニュー・アルバムに持ち込んだのは、ザ・ゾンビーズやラヴ、そしてスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンらのサウンドに対する情熱。しかしジョセフが目指したのはレトロな音世界ではない。メトロノミー独自のタイトなエレクトロニック・サウンドや音に対する実験に、古き良き時代の音質を取り込み、偉大なる先人たちが立つステージを目指そうとしているのである。事実、サイケデリックでゴージャスなバック・ヴォーカルに彩られたアルバムからの先行1stシングル「I'm Aquarius」は、ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームズの1969年作品『Let The Sunshine In』からインスパイアされたものだという。オルガンが派手に鳴り響く「Call Me」から、4つ打ちのビートがモータウンとノーザンソウルの間を跳ね回るアルバムのタイトル・トラック「Love Letters」まで、本作で再びメトロノミーは新たな音的冒険へと繰り出す。古き良きサウンドに導かれ、新たな音の扉を開けたメトロノミーのホンワカとあたたかい、どこか懐かしいような、でも全く見たことの無い斬新な音世界。メトロノミー・ワールドの最新進化形にようこそ!
発売・販売元 提供資料(2014/02/07)
アナログ機材が大活躍するメトロノミーの新作は、録音場所に選んだトゥーラグ・スタジオの持つオールド・スクールな空気感が息づいていて、70年代に鳴っていそうなレトロ・エレクトロ・ポップが満載。いつも通り力を抜いたフニャけた体で、サイケデリックやディスコ、ソウル・ミュージックを食し、歌ったり踊ったり……。そんなのらりくらりしながらお洒落にキメてくれる、非常に彼ららしい奇天烈盤だ。
bounce (C)青木正之
タワーレコード(vol.365(2014年3月25日発行号)掲載)