〈Domino Recording〉への移籍作であり、海外メディアで軒並み高評価を得た『DAYS』に続く3作目。シカゴにあるWilcoのスタジオで録音された彼らの音は、まるで春の柔らかな陽光のよう。気持ちよく聴きながしてしまいそうになりますが、ツインギターによる、まどろみ重なり合うアルペジオの配置や、主張は控えているものの曲全体を締めるリズム隊と、バンドアンサンブルの妙が仕込まれた作品。まったく飽きがこないスルメな1枚。 (C)廣川奏
タワーレコード(2020/05/14)
USインディー・シーンをリードし続ける、米ニュージャージー出身の大人気ロックバンド、リアル・エステートが2年半振りとなる3rdアルバムをリリース!11年、<ドミノ・レコード>移籍第一弾となった前作『デイズ』は米ピッチフォーク8.5点を獲得しベスト・ニュー・ミュージックに選出。国内外の音楽メディアの年間ベスト上位を総なめにし一躍脚光を浴びた。この3ピース・バンドによる上品な輝きを放つギターサウンドと、爽やかなヴォーカル・ハーモニーは本作でも健在。ポップな胸キュン・チューンから泣きメロ曲まで多数収録。2010年秋、当時のレーベルメイトのウッズと行った来日ツアーでは東京公演がソールドアウトし、ここ日本でも人気の高さを証明した。
発売・販売元 提供資料(2014/02/07)
USインディー・シーンの重要グループ、リアル・エステイトの2年半ぶりとなるアルバムが到着しました。元ガールズのマット・コールマンがメンバーに加わり、ウィルコ所有のスタジオでレコーディング。どの曲からも切ないほどに爽やかなツイン・ギターのアルペジオと、透明感のあるヴォーカル・ハーモニーが溢れ出し、うっすらとかけられたリヴァーブも全体に漂う儚さやノスタルジーを助長します。つまり、彼らの魅力が存分に発揮されているのですが、ローファイ・ポップと謳われたのもいまは昔、音質/スケール感が格段に向上していて、ノラ・ジョーンズやライアン・アダムス作品で知られるトム・シックのプロデュース力がキラリ! メインストリームでのブレイクを予感させる充実作ですよ!
bounce (C)小泉いな子
タワーレコード(vol.365(2014年3月25日発行号)掲載)