あらすじ
『ボリシェヴィキの国におけるウェスト氏の異常な冒険』
アメリカ人のブルジョワ、ウェスト氏は、世界で初めて誕生したボリシェヴィキの国・ソビエトの視察旅行を計画する。アメリカの新聞雑誌は、ボリシェヴィキが暴れまわる悪魔の国としてソビエトを紹介しており、自分の眼でその実情を確かめようとしたのである。彼はボディガードのカウボーイ・ジェディを伴い、モスクワに到着するが、早々にコソ泥の少年にカバンを盗まれてしまい、ジェディともはぐれてしまう。そんな彼に詐欺師の一味が目をつける。ウェスト氏が想像を膨らませている悪魔のボリシェヴィキを演出して、ウェスト氏を脅迫し、金をせしめようというのだ。ウェスト氏は騙されて、安全な場所から詐欺師たちの息のかかった場所に移動する。一方、ウェスト氏とはぐれたジュディは、大立ち回りを演じて逮捕されるが、偶然出会った旧知のアメリカ人女性エリーの助力で釈放され、ウェスト氏を探すべく動き出す。そのころ、ウェスト氏はボリシェヴィキに扮した悪党たちに捕らえられ、監禁されるが…。
『掟によって』
カナダとアラスカを流れるユーコン川の岸辺で黄金採掘をしている男四人と女一人のグループ。鉱脈が見つからず、採掘場所の移動を計画していた矢先、メンバーの一人であるデニンがついに鉱脈を発見する。彼らは色めき立ち、黄金採取に取り掛かる。しかし、その一方、鉱脈を発見したデニンはその功績にもかかわらず、仲間たちに蔑ろにされ、不満をため込んでいく。ある日の食事時、仲間たちにバカにされたデニンの怒りは頂点に達し、仲間の二人を射殺する。デニンは残ったメンバーの夫婦ハンスとイーディスに取り押さえられ、手足を縛られる。そんな中、川が氾濫し、岸辺の小屋に取り残された3人は完全に外界から孤立する。殺人犯と朝食をともにしつつ、夫婦は彼をどのように扱うかを考える。殺してしまいたいと考えるハンスに対し、イーディスは自分たちで裁判を行い、法によって罰を与えることを主張する。日々が過ぎ、川の氾濫が始まり、ついに裁判が始まる。デニンは、自身の母国である英国の女王の肖像画の下、英国法によって裁かれることになるが…。
『二人のブルディ』
反革命の白軍との間で激しい内戦が続く革命ロシア。とある町のサーカスで大人気の道化師ブルディは、引退して息子をデビューさせようとしていた。その演目<2ブルディ2>の初日が迫るなか、町は白軍に占拠される。革命運動に身を投じている息子ブルディは、父ブルディの制止を振り切って革命派のアジトに行くが、そのアジトも白軍の襲撃を受ける。アジトから脱出した息子ブルディは革命派のメンバーを救うため応戦するが、白軍に捕らえられてしまう。息子ブルディの状況を知った父ブルディは、息子の助命を頼むために白軍の大佐に会いに行き、望まれるまま芸を披露するが、その甲斐もなく、息子は釈放されない。翌日、二人のブルディが競演する<2ブルディ2>の初日を迎える。息子が戻ってこないままサーカスは始まり、次々と芸が披露されていく。そして、ついに息子のデビューの時間となるが…。
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