声優・花澤香菜が25歳の誕生日にセカンド・アルバムをリリース。花澤の思い出を切り取った単語をもとに作詞家の岩里祐穂が言葉を紡ぎ、録り下ろした楽曲を収録。サウンド・プロデュースは前作に続き、北川勝利(ROUND TABLE)が担当。彼女の声質を生かした"ヘッドフォン推奨"の楽曲が詰め込まれた一枚。 (C)RS
JMD(2014/01/09)
セカンド・アルバムとなる今作は、花澤香菜自身の25歳の誕生日にリリース。25歳にちなんで録り下ろし全25曲をCD2枚に収録。花澤香菜の思い出を切り取った単語をもとに作詞家の岩里祐穂が言葉を紡ぎます。サウンドプロデューサーは前作に続き、北川勝利(ROUND TABLE)が担当。前作「claire」の豪華作家陣が再び集結します。前作同様、花澤香菜の声質を生かした“ヘッドフォン推奨”の楽曲が詰め込まれました。
発売・販売元 提供資料(2013/12/25)
筆者が初めて花澤を知ったのは声優としてではなく、彼女がフィーチャーされていたBase Ball Bea“r 恋する感覚”である。甘く可憐な声質も耳を惹いたが、何より声という〈楽器〉をニュアンス豊かに操り、感情の揺れ動く様や楽曲の物語性を表現する、ずば抜けた技量に舌を巻いた。そして今回、2枚組の全25曲というヴォリュームで届いた新作は、前作同様に北川勝利(ROUND TABLE)がプロデュース。モータウン調からエレクトロ・ポップ、AORにオルタナ・ロックと、アイドル・ポップや渋谷系など古今東西を軽やかに越境する楽曲は、どれも巧の技と呼びたい丹念な作り。そんなサウンドの振幅と、それに応えて多面性を見せる主役の歌が化学反応を起こす、オンリーワンな好盤となっている。
bounce (C)鬼頭隆生
タワーレコード(vol.364(2014年2月25日発行号)掲載)