80年代後半はパンク/ハードコア・バンドに在籍、90年代半ばよりソロとして精力的に活動を続ける彼。宅録した音源をカセット・オンリーで売り続けていたという真のDIY精神の持ち主でもある。以前は米インディー界を代表するレーベル<Sub Pop>に所属しており、計4枚のアルバムをリリースしている。2012年にリリースした前作『マラコパ』の続編的作品となっており、前作同様ザ・シンズのメンバーでもあるリチャード・スウィフトがプロデュースを手掛けた。本作ではオルタナ・カントリーやフォーク・サウンドに、ファンクやソウル的なドラムワーク、ドリーミー・サイケ・ロックを取り込み、踊れるサウンドへと昇華させている。
発売・販売元 提供資料(2014/05/01)
The ever-prolific Damien Jurado returns with his 11th studio album Brothers and Sisters of the Eternal Son. Recorded and produced once again by Richard Swift -- who worked on Jurado's 2012 release Maraqopa -- the album sees Jurado continue in the same vein as his previous album, with Swift fleshing out Jurado's acoustic sound.|
Rovi
モービーの最新作に参加したことでも話題となった、シアトルのシンガー・ソングライターによるニュー・アルバムです。引き続きシンズのリチャード・スウィフトがプロデュースを手掛け、歌を中心に据えた得意のオルタナ・フォーク/カントリーを展開……しているのですが、今回はそこに奇怪&サイケデリックなダブ処理をプラス。例えるならばボン・イヴェールとマッド・プロフェッサーが共演した感じでしょうか。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.364(2014年2月25日発行号)掲載)