11年、数々の年間ベスト・アルバムに選出された前作『スレイヴ・アンビエント』で日本デビューを果たした米フィラデルフィア出身のカリスマ・ソングライター、アダム・グランデュシエル率いるザ・ウォー・オン・ドラッグスが2年半振りとなる3rdアルバムをリリース!12年、Hostess Club Weekenderにて初来日を果たし、遂にその全貌を日本の音楽ファンの前に現した彼ら。前作『スレイヴ・アンビエント』のリリース以降続いた長い世界ツアーの後、フィラデルフィアやノース・キャロライナ、ニューヨークといった様々な土地で約2年間以上を費やし制作された本作『ロスト・イン・ザ・ドリーム』。アダム自身のソングライター、シンガー、そしてプロデューサーとしての成長がすべて詰まった、キャリア史上最高傑作と呼ぶにふさわしい堂々の仕上がりとなっている。
発売・販売元 提供資料(2013/12/18)
これは〈ブルース・スプリングスティーンとギャラクシー500の邂逅〉とでも言えば良いのか。カート・ヴァイルが在籍していたことでも知られるフィラデルフィア発のバンドが放ったニュー・アルバムは、埃っぽいストリート感覚を孕んだ王道アメリカン・ロック的なメロディーを、夢見心地の音響で包み込んだ一枚に。ノスタルジックで、鮮烈で……一見結びつきそうにない要素が見事に融合した音世界は比類がない。
bounce (C)北爪啓之
タワーレコード(vol.366(2014年4月25日発行号)掲載)