革新的映像作家デヴィッド・リンチによる2ndアルバム『The Big Dream』は、その衝撃的かつ狂気に満ちた異常な世界観が主要音楽誌はもちろん、各国の幅広いメディアから称賛された。2013年が終わりを迎えつつある今、リンチが『The Big Dream』のデラックス盤(世界限定数:500)のリリースを発表。オリジナル作品に加え、「And Light Shines」と「Bad the John Boy」という未発表曲2曲と、バスティル、ホット・シンス・82、ヴェネチアン・スネアズ、ビヨーン・イットリングらのリミックスを追加収録。ピーター・ビヨーン・アンド・ジョンのメンバーであるビヨーン・イットリングによるリミックスに対し、オリジナル・アルバムのエンジニアも務め、プロデュースやアレンジでも貢献したディーン・ハーリーは「友達の兄貴から借りた海賊版のサイファイ・ホラー映画のエンドロールで流れるBGMのようなイメージだ。生まれて初めて日中に恐怖を覚えた瞬間を連想させる」と評している。ボックスセットには、さらにオリジナル楽曲15曲すべてのインストゥルメンタル・バージョンを収録したCD、新曲「Bad The John Boy」と「Are You Sure (Bastille Remix)」を収録した重量盤7インチ・ヴァイナル、さらに360 x 360mmのポスターとエンボス加工が施されたシリアル・ナンバー入りの金属製キーホルダーを、7インチ・サイズのハードケースに収納。日本での流通がわずか50セットという超貴重なリリースとなる。
発売・販売元 提供資料(2013/12/13)
The Big Dream is director David Lynch's second studio album. Following 2011's Crazy Clown Time, Lynch takes a modern blues approach to this effort and produces 11 tracks -- including a cover of Bob Dylan's "The Ballad of Hollis Brown" -- of accomplished yet mesmerizing quality. It also includes collaboration with Lykke Li on the bonus track "I'm Waiting Here."|
Rovi
デヴィッド・リンチのセカンド・アルバムは、ボブ・ディランのカヴァー以外すべて自作曲で勝負した気合いの一枚。深いリヴァーブでコーティングした狂言回しのようなヴォーカルと不穏な音響処理、そしてダウンビートによって闇をも魅力的に音像化し、陰鬱な世界を描き上げている。本人はこれを〈モダン・ブルース〉と表現。痛々しいのに惹き付けられてしまうのは、リンチ映画と共通するところか。
bounce (C)水上渉
タワーレコード(vol.356(2013年6月25日発行号)掲載)
「映画は音楽みたいだ」と語っていたリンチ、ついに映画より音楽が面白くなってしまったらしい。約2 年ぶりのセカンドの本作では、前作以上に多くの曲で歌っており、派手にかけていたヴォーカルのエフェクトも薄めで地声に近い印象。割とストレートな曲が多く、前作のほうがリンチの映画に近い、いかにもなムードがあったようにも思うが、本人言うところの「モダン・ブルース」的要素は強くなった。次はデンジャー・マウスのプロデュースでノラ・ジョーンズと共演してくれたら言う事ありません。
intoxicate (C)編集部
タワーレコード(vol.104(2013年6月20日発行号)掲載)