ポスト・クラシカルの元祖ヨハン・ヨハンソンが米映画『マカニック』(2014年公開)のスコアとして制作したサウンドトラック。ハンガリーの作曲家Peter Pejtsik指揮による大編成のオーケストラと、ヨハンソン自身が演奏するピアノ、ギター、エレクトロニクスにパーカッションを加えた編成で、煌びやかな美をたたえる荘厳のサウンドを作り上げた一枚。 (C)RS
JMD(2014/01/17)
アメリカの映画監督Josh C. Wallerによるクライム・ミステリー作品『McCanick』(2014年公開)のスコアとして製作されたサウンドトラック。2013年リリースのサウンドトラック『Free the Mind』と同様に、ハンガリーの作曲家Peter Pejtsik指揮による大編成のオーケストラに、ヨハンソン自身が演奏するピアノ、ギター、エレクトロニクス、そしてアイスランド人アーティストOlafur Bjorn Olafssonによるパーカッションという編成によって、ハンガリーのブダペストでレコーディングされました。『McCanick』は2013年のトロント国際映画祭の「コンテンポラリー・ワールド・シネマ」部門に選ばれた、デヴィッド・モース主演のクライム・ミステリー映画で、先日亡くなったコリー・モンティス(『Glee』)にとって遺作でもあります。エレクトロニカ要素は比較的抑えめで、ピアノとストリングスを中心とした作品ですが、重厚さと静謐さの調和のなかにノスタルジーとメランコリーを結びつけるヨハン・ヨハンソンのスコアはまさに職人芸と言えるでしょう。
インパートメント
発売・販売元 提供資料(2013/12/09)
ヨハン・ヨハンソンがスコアを手掛けた映画『McCanick』のサウンドトラック。ヨハンソンの演奏するピアノ、ギター、エレクトロニクスにオーケストラ、パーカッションの編成で描く壮大なサウンドスケープ。ひっそりと静謐の中に響き渡る弦楽オーケストラの重厚な響きは目を閉じてじっくりと聴き入りたい。音の鳴っていない時でさえ美しく感じられる、限りなくシンプルでイマジネーション広がるサウンドトラックです。
intoxicate (C)今瑞穂
タワーレコード(vol.108(2014年2月20日発行号)掲載)