2012年にリリースした『Up&Away』がインディーズにも関わらず、ビルボードでトップ20入り!LAを代表するラッパー・キッド・インクが遂にメジャーデビュー!もともとプロデューサーとして活躍していただけあり、楽曲センスは折り紙つき。メロディックな要素もあるHIP HOPで、メジャー・セールスを十分狙える意欲作!!クリス・ブラウン、プッシャー・T、タイガ等豪華ゲストも参加!
オススメ曲 (3)(7)(11)
タワーレコード(2014/01/08)
USのヒップ・ホップ・シーンで目下大注目を集めているキッド・インク。ラッパーである以前にプロデュース業もこなし、LAを代表するヒップ・ホップ・アーティストとして人気を誇り、Facebookには100万人ものサブスクライバーを持つ。最も注目を集めるきっかけとなったのが2012年にリリースしたアルバム『Up & Away』が、インディーズにも関わらずビルボードHot 200においてTop20入りし、R&B Hip Hopチャートでは5位にランクインしたこと。またHip Hop専門誌XXLが2012年のフレッシュマンとして表紙に起用し、このアルバムをXLで評価。そこへきてA$AP Rockyと同じくRCAレーベルと組み、メジャー・ディールで新作をリリースするということで、このアルバムへの注目は一気に上がっている。もちろんここに至るまでショーン・コムズ、ショーン・キングストン、ヤング・バーグ等とのコラボレーションなど様々なシーンで活躍してきた。DJマスタード(タイガ、ヤング・ジージー、トゥー・チェインズ)プロデュースによるシングル「ShowMe feat. Chris Brown」が大ヒット。一聴してわかる通りメロディックな要素もあるヒップ・ホップで、メジャー・セールスを十分狙える意欲作だ。
発売・販売元 提供資料(2013/11/28)
2012年の『Up & Away』が熱視線を集め、2013年EPでメジャー入りしたLAの俊英が、テンポ良くフル・アルバムまで到達。もとより歌うようなユルいヴァイブが魅力的だった人だが、フューチャリスティックスと組んだ冒頭の“Hello World”を聴けばポップな歌心の強調が意図的なものだとわかる。インディー時代の印象を余裕で覆すカラフルさはB.o.Bの登場時に通じる……というか、先行ヒット“Show Me”以外にもクリス・ブラウンとDJマスタードを重用した陣容から思い浮かぶのはタイガの成功劇だろう。EW&Fをモロ使いした“The Movement”のような飛び道具にドレイク系の従来路線も入り交じる出来映えは盤石。全米3位という好成績を見れば、そんな車線変更の行く手は明るく照らされているようだ。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.363(2014年1月25日発行号)掲載)