ニューヨークを拠点に、ホセ・ジェイムズのバンド・メンバーも務める気鋭のトランペッター、黒田卓也が日本人として初めてUSブルーノートからアルバムをリリース。ホセ・ジェイムズによる完全プロデュース作品で、ホセ・ジェイムズ・バンドのメンバーとともに、ダンサブルでグルーヴィーな、コンテンポラリー・ジャズを展開。オリジナル曲のほか、ロイ・エアーズの名曲“Green And Gold”“Everybody Loves The Sunshine”のカヴァーも収録。“Everybody Loves The Sunshine”ではホセ・ジェイムズがヴォーカルで披露。ゲストとしてリオーネル・ルエケ(g)が参加している。
発売・販売元 提供資料(2014/01/17)
ブルー・ノートが契約した初の日本人アーティスト、黒田卓也。といっても、正直ピンとこなかったのだが……失礼しました。ブルックリンで10年に渡り活動、すでに3枚のソロ作を残し、ホセ・ジェイムズのバンドでも活躍するトランペッターである。そんな黒田の堂々たるメジャー・デビュー・アルバム。ヒップホップ/R&B感覚の強く出た、リフ/テーマ性を重視したクラブ・ジャズであり、曲によってはアフロ色も濃い印象。しかし丁々発止の演奏ぶりも、汗の匂いを感じさせないクールさを保っているのがいかにも心地良い。プロデュースしたホセ・ジェイムズが歌うロイ・エアーズのナンバー以外はすべてインストだが、R&B好きもロバート・グラスパー・エクスペリメントと並べて楽しめるはず。
bounce (C)小出斉
タワーレコード(vol.363(2014年1月25日発行号)掲載)