轟音と静寂が鳴り響く、唯一無二のオリジナル・サウンドで数々の名作を世に送り出してきたモグワイが2年振りとなる8thアルバムをリリース!前作『ハードコア・ウィル・ネヴァー・ダイ・バット・ユー・ウィル』に続きポール・サヴェージをプロデューサーに迎えた本作は、ビートルズで有名なアビイ・ロードでマスタリングされた。名盤となった過去7枚のアルバムと数々の伝説的なライヴを通し、ギター・インストゥルメンタルという最小限のフォーマットで独自のロックを表現してきたイギリス・グラスゴーの至宝モグワイ。現在ポスト・ロックと呼ばれるバンドの多くは、彼らの影響なしにはありえなかったとも言われている。ここ日本でもフジロック'06でホワイト・ステージの大トリを務めあげ、単独公演は常にソールド・アウトになる程の人気を誇る。UK/ヨーロッパは自身のレーベル<Rock Action>、USは<Sub Pop>から発表し話題をさらった前作は、轟音と静寂が鳴り響く従来のモグワイ・サウンドにポップ要素をプラスした、バンドにとって革新的な飛躍作となった。
発売・販売元 提供資料(2013/11/14)
The Scottish post-rockers return with their eighth studio recording, Rave Tapes. It was recorded in their own studio, the Castle of Doom, with producer Paul Savage, and is the band's follow-up to 2011's Hardcore Will Never Die, But You Will. Rave Tapes is a continuation of Mogwai's iconic sonics -- wall-of-sound guitars, arpeggiated electronics, and sullen twists -- resulting in an ear-pleasing ten-track album. ~ James Pearce|
Rovi
表題を額面通りに受け取るファンはいないと思うが、ここには熱狂も恍惚も、ついでに言うと轟音もない。この8作目でグラスゴーの5人組が描き出しているのは、茫漠とした心象風景だ。静けさのなかでヒリヒリと緊張感を浮かび上がらせた前作、そしてゾンビを題材にしたT Vドラマのサントラ盤を経て辿り着いた、ポスト・ロックの極北。不気味に繰り返されるシンセのフレーズが、いつまでも耳から離れなくて……。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.363(2014年1月25日発行号)掲載)