ギターとハーモニカで6万5千人に挑む歴史的東京ドーム公演!
主演ドラマの主題歌でミリオン越えの大ヒット『しゃぼん玉』を収録し、自身最高のセールスを叩き出したアルバム『JAPAN』(91/12/14)を受けてのツアー『LIVE'92 JAPAN』より6万5千人を動員した1992年5月15日東京ドーム公演を全曲完全収録。
ドームのど真ん中に円形のステージを作り、基本アコースティックギターでの弾き語り(一部サポートメンバーが加わる)。当時"シンガーソングライター"を遥かに超えるカリスマ的存在となっていた長渕が自身を追い込むかのように360度を観衆に囲まれるステージという極度の緊張状態でみせるパフォーマンスは一種異様な迫力があり長渕のキャリアのなかでもトップクラス必見映像。リングに向かうボクサーのようにスタッフに囲まれセンターステージに進む長渕、ステージにあがりアコーステック・ギターをケースから取り出し、ハーモニカ・ホルダーを首から下げ6万5千に挑む!
1曲目は『巡恋歌』、後奏では、テンポをぐいぐい上げながらのハーモニカソロ!ブレイクでのミュートカッティングもド迫力!繊細にして力強いギタープレイ、ひと吹きで楽曲のエモーションを数段飛躍させるハーモニカプレイ、そしてつぶやくような歌い口から突き抜けるようなシャウトまで限界をまるで感じさせないヴォーカル、と長渕のパフォーマンスは全編、絶頂期としか言いようがなく(軽率に使いたくない言葉だが)"神懸り"的!
この公演、笑顔を見せたり観客をなごませる本来のエンターテイナーぶりが抑えめで終始シリアスに歌に向き合う姿が印象的でいかにこの日が特別であったか、を読み取らずにはいられない。
セットリストは、アルバム『JAPAN』を全曲プレイ、『勇次』『STAY DREAM』『とんぼ』など人気曲も交えつつ、「さっき楽屋で書いた歌を今から歌います。」というMCから曲に入るレア曲『豚 (BUTA)』も。かつての自作曲『賞金めあての宝さがし』の続編的な楽曲で、ロックンロールスタイルのリフで彼自身のスキャンダルに群がったマスコミを実名入りで痛烈に批判した問題作。この映像作品以外で聴けるのは、この時にライヴ音源を収録したベスト盤『いつかの少年』のみ!長渕はこの歴史的ライヴで成功をおさめ『Captain of the Ship』(93/11/1)『家族』(96/1/1)と新たなフェイズに進んでいく...
タワーレコード(2024/05/22)
1992年5月15日"LIVE'92 JAPAN"東京ドーム公演を全曲完全収録。東京ドームのど真ん中に円形のステージを作り、アコースティックギター1本だけの弾き語りライヴ。ドーム史上初の65,000人の観客動員を記録したが未だに破られておらず、こういうステージが成立できるアーティストは他にはいないだろう。バックステージも収め、ドキュメント・タッチで熱い1日を追った完全保存版。 (C)RS
JMD(2013/12/14)