前作『ことの は』から3年ぶり、フルアルバムとしては『out』以来6年ぶりとなる本作。 この困難の時代に生きること、そしてその悲しみの先に小谷美紗子は「希望」を見出した。
日本の音楽シーンの端っこから、いつもわたしたちの憤りや生き辛さを叫び続けた世代の代弁者が前をまっすぐ見つめた気概の一枚、完成!
うつむいた顔を上げてください。“自由はいつも背中に、孤独はいつも手の中に”
アルバム「us」完成です。
哀しみの果てに見つけた、希望をうたにしました。
何だか空を見上げたくなる、歩き出したくなる、そんなアルバムができました。
初めて手にする様なこの光の感触が、まだ見ぬ人にも、届きますように。
小谷美紗子
発売・販売元 提供資料(2013/12/05)
フル作としては6年ぶり! ブレイクビーツを背に原発問題を歌った“Enter”や、〈3.11〉直後の心情を弾き語る“東へ”などでは東日本大震災を受け、音楽家としての在り方を模索したであろう彼女の苛立ちや不安が露わに。だが、闇から光へと手を伸ばすように放たれる楽曲の力強さが、聴き手を圧倒する。特に、〈自由はいつも背中に/孤独はいつも手の中に〉という言葉が耳に残る“手の中”は、希望の輝きに満ちた名曲!
bounce (C)aokinoko
タワーレコード(vol.363(2014年1月25日発行号)掲載)