EDMブームの外にも響いた非凡な快作!
〈2013年で最速のセールス〉を記録した(1)を収録した、スウェーデン出身のDJによるデビュー作。ナイル・ロジャースとアダム・ランバートを迎えての(8)はブギーな部分も聴かせるなど、EDMの範疇を超えた魅力溢れる快作で今なおロングヒット中!(2013年作品)
タワーレコード(2024/06/26)
スウェーデン出身、EDM界で活動する24歳(2014年時)のDJ/プロデューサー、アヴィーチーのデビュー・アルバム。iTunesにて70か国で1位を獲得したリード・シングル「ウェイク・ミー・アップ」他を収録。 (C)RS
JMD(2013/11/16)
デヴィッド・ゲッタやカルヴィン・ハリスが多少なりともアーバン界隈の訴求力を借りたのに比べ、本作の先行曲“Wake Me Up”は通好みなアロー・ブラックの塩辛い歌を乗せ、それが〈2013年で最速のセールス〉を記録したのは痛快だった。このスウェーデン出身の若手DJが世界的成功を収めたわけは、ルックスのスター性はさておき、乱暴に言ってしまえば他にない強いキャッチーさがあったから。カントリー調のリフを巧みに推進力に変えたその先行曲をはじめ、全曲が印象的なリフとソング・オリエンテッドな魅力に満ちているし、ナイル・ロジャースとアダム・ランバートを迎えての“Lay Me Down”ではブギーな時流にも乗ってみせる。百花繚乱ながらも袋小路の見えるEDMブーム、その外にも響く非凡な快作。
bounce (C)池谷昌之
タワーレコード(vol.360(2013年10月25日発行号)掲載)
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