モーツァルト演奏の新世紀を牽引した、ガーディナーの彗眼溢れる交響曲を集成!
ガーディナー生誕70年記念企画。当時ホグウッドやピノック含めピリオド楽器によるモーツァルト演奏が生まれた同時期に録音を開始した、ガーディナー初期の名盤です(1984-89年録音)。かつてのシンフォニックなモーツァルト演奏とは一線を画したオリジナル楽器による鮮烈なまでのこれらの盤は、モーツァルト演奏の新たな1ページを打ち出した重要な演奏のひとつとして現在でも評価の高い録音です。
学説も重要な参考として収録しているところにも特徴があり(第34番の4楽章スタイル)、資料的な価値も高い録音でした。モンテヴェルディから出発したガーディナーは、その後ロマン派の作品も演奏するべく、新たに結成されたオケを率いて現在では20世紀の作品まで演奏をしておりますが、世界的に有名になっていった時期に録音された、これらのモーツァルト録音は全く色褪せてはいません。むしろ、現在に繋がる系譜としても重要な録音であり、ガーディナーの数ある録音の中でもこの演奏を支持する方も多い名盤です。
ここ暫くは廃盤でしたが、今回まとめて集成し再発売いたします。尚、初発売時はトータル5枚分でしたが、今回のセットでは4枚に収録しました。

タワーレコード （2013/11/07）