アメリカン・アイドル(シーズン5)のファイナリスト、クリス・ドートリーを中心に2006年に結成されたアメリカン・ロック・バンド<ドートリー>4枚目のスタジオアルバム『バプタイズド』が登場。全世界2000万枚以上の売り上げを誇るアメリカの国民的ロック・バンドである彼らの最新作には共作者としてボーイズ・ライク・ガールズのマーティン・ジョンソン(テイラー・スウィフト、ジェーソン・デルーロ)やサム・ホランダー(ワン・ダイレクションなど)などを迎えて制作され、クリス・ドートリー自らプロデュースを手がけたアルバム。前作よりさらに進化したニッケルバックやボンジョビ直系のドートリー流王道アメリカン・ロックが存分に堪能できる一枚。
発売・販売元 提供資料(2013/10/21)
進化した、いや深化したと表現したほうが正しいか。ハワード・ベンソンの元を離れ、サム・ホランダーらと組んだこの4作目は、これまでになくメロディアスな一枚に。フーバスタンクの近作を思わせる爽やかなアップが並び、今回は日本人ウケしそうな予感がするぞ! ただし、カーラ・ディオガルディ製のバラードだけは凄まじい声量で暑苦しく歌い切ってしまい……その頑固さも含めて俺は気に入ったぜ!
bounce (C)山口コージー
タワーレコード(vol.362(2013年12月25日発行号)掲載)