NMEの「2010年ベスト・ニュー・バンド」、LAタイムズの「2010年最もブレイクが期待されるアーティスト」に選出されるなど、世界中の音楽評論家から絶賛され話題をさらった、グラッサーが約3年振りとなる2ndアルバムをリリース!グラッサーことキャメロン・メジローが活動拠点を米ロスアンゼルスからニューヨークに移し、人生の転換を記録したという本作 。内面と外空間との緊張感が一貫して流れているこの作品は「愛と不安を課せられた人生」がテーマ。元テクノ・プロデューサーでフィーヴァー・レイやブロンド・レッドヘッドを手掛ける敏腕ヴァン・リバーズをプロデューサーに迎えた本作は、前作以上にエレクトロニックで透明感のあるサウンドとなっている。グラッサーの妖艶で透き通るようなヴォーカルとエレクトロニック・サウンドが混ざり合ったこの崇高な2ndアルバムで世界中で本格ブレイクを果たす!
発売・販売元 提供資料(2013/09/27)
初作『Ring』(2010年)で高い評価を受けたLA出身のキャメロン・メジロー。NYに拠点を移して放ったこの2作目は、フィーヴァー・レイ仕事で名高いヴァン・リヴァースとの愛の結晶とも言える。以前より格段に洗練されており、グライムスやダンジョネス系のインディー・シンセに、オリエンタルな旋律とストレンジな効果音をまぶした、〈スムースな都市の民族音楽〉なんて雰囲気の楽曲を展開。建築家レム・コールハースの著作「錯乱のニューヨーク」に影響を受け、リアーナやビヨンセらメインストリーム・ポップをよくチェックしていたというのも、実際に聴けば納得できる。〈ミュージシャン〉ではなく〈デザイナー〉と呼ぶほうがしっくりくる、心地良い装飾が施されたインテリア・ポップの逸品。
bounce (C)佐藤一道
タワーレコード(vol.360(2013年10月25日発行号)掲載)