ロックからブルース、ソウルまで様々なジャンルを横断する3人組ロックバンド、夜のストレンジャーズ通算8枚目のアルバム。ソウルに傾倒した前作から一転、本作ではロックンロールに原点回帰。泣ける歌詞と小粋なビート、ハードボイルドな魂と、ゴキゲンな夜スト節全開の痛快な仕上がり。 (C)RS
JMD(2013/10/03)
前作「ホームタウンボーイ」よりベースのマキ子が加入し、新体制となった夜のストレンジャーズ、前作はソウルに傾倒した要素が多かったが、今作はロックンロールに原点回帰したゴキゲンな夜スト節が500%楽しめる作品となっている。やっぱりロックンロールやらせたら夜ストに敵うバンドは古今東西いる訳が無い、ということを改めて認識させてくれる痛快な作品となっております。Oi-Skallmatesのホーンセクション3人(Yoshio、Shintaro、Hiroshi Brown)、JUNIORのGo!(Tin Whistle)とKATZE(アコーディオン)という豪華ゲスト陣が夜ストサウンドにカラフルな要素も加え、より深みの増した円熟のサウンドを聴かせてくれる。やっぱりロックンロールはケツの青いガキにはできない。夜ストのような百戦錬磨の連中にしかできない芸当であります。1曲目のタイトル曲ではリトルリチャードやウィルコジョンソンといったレジェンドへのリスペクトを込めてロックンロールの魔法を歌い、アコーディオンをフィーチャーしたアイリッシュ風味がひたすら泣かせるラストの「I LOVE ROCK'NROLL」まで全12曲、ウィスキーのボトルを握りしめ、灰皿は吸殻大盛りで、氷も入れず、水割りなんてもっての他、グイグイ飲み干しながらひたすらリピートすべし! 夜ストこそ腐った世の中で必要とされるべき数少ない連中である。それだけは間違い無い。
発売・販売元 提供資料(2013/09/12)