マレーシアから世界のミュージック・シーンへ飛翔を遂げた、今まさに旬の女性シンガー・ソングライター=ユナ。待望の世界デビュー・アルバム!1986年マレーシア出身。14歳のころから作曲とパフォーマンスを始め、地道なライヴやMySpace等のニュー・メディアを通じて人気を拡大した彼女に注目した米NYの音楽メディア FADARが、2011年2月にアーティスト契約。デビューEP「Decorate」のリリース、ラファエル・サディークらとの共演ライヴ等を経て、2012年2月にファレルのプロデュースによる全米デビュー・シングル「Live Your Life」を発表。さらに同年のマレーシア版グラミー賞=AIM17で最優秀新人賞や最優秀楽曲賞をはじめとする4部門で受賞するという快挙を成し遂げた。またマレーシアでトゥドンと呼ばれるスカーフを被ってギターを弾き語るそのパフォーマンス・スタイルでも人気を集めている。記念すべきデビュー・アルバムとなる本作でも、全曲でユナがソングライト参加。さらにブリトニー・スピアーズ、ビヨンセ、デヴィッド・ゲッタ他の錚々たるアーティストの作品を手掛けて評価急上昇中のクリス・ブレイドやデンマークの注目株ロビン・ハンニバル、そしてネプチューンズのチャド・ヒューゴらをプロデューサー陣に迎え、新人とは思えぬほどの完成度を見せつけている。
発売・販売元 提供資料(2013/11/08)
2012年の『Yuna』で耳目を惹いたマレーシアのシンガー・ソングライターが、ヴァーヴからメジャー・デビュー。気心の知れたクリス・ブレイドを中心に、今回はロビン・ハンニバルやサー・ラーのオンマス・キースもプロデューサーに起用し、シンプルなアコギ演奏を軸にした意匠もオーケストラルな構築美を紡ぐ作法へと軽やかに移行している。布陣から期待されるクアドロンやフランク・オーシャンの薫りも纏いつつ、そこはかとない風通しの良さがニュアンスに富んだ歌唱やメロディーを前作以上に人懐っこく響かせているのが素晴らしい。前作でのファレルに対してチャド・ヒューゴを迎えた“Someone WhoCan”の愛らしさも出色で、アデルやロードにも引けを取らない上質な傑作だ。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.361(2013年11月25日発行号)掲載)