クラシック
CDアルバム
Various Artists

Opera Baroque [39CD+3DVD+CD-ROM]<限定盤>

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フォーマット CDアルバム
発売日 2013年09月14日
国内/輸入 輸入
レーベルHarmonia Mundi
構成数 43
パッケージ仕様 ボックス
規格品番 HMX2908658
SKU 3149020865842

構成数 : 43枚
合計収録時間 : 00:00:00

豪華4冊ブックレット


『OPERA BAROQUE~バロック・オペラ・ボックス』

=イタリア=

1.オラーツィオ・ヴェッキ(1550-1605):音楽劇「アンフィパルナッソス」(パルナッソス山の二つの頂)【初演:1594月】
ドミニク・ヴィス(指揮、C-T)
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
録音:1993年1月

2.チプリアーノ・デ・ローレ(1516~1623):Ancor che col partire(別れのときは)
ヒリヤード・アンサンブル

3.モンテヴェルディ:戦いと愛のマドリガル集(全曲)より「タンクレーディとクロリンダの戦い」「今や天と地と風が黙し」/アリアンナの嘆き
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ
サロメ・アレル、マリア・クリスティーナ・キール(S)
ヘルガ・ミューラー=モリナーリ(Ms)
(1CD)

モンテヴェルディ:「ポッペアの戴冠」(全3幕)【初演:1642年】
ダニエル・ボルス(ポッペア:S)
ギユメット・ロランス(ネローネ(ローマ皇帝):Ms)
ジェニファー・ラーモア(オッターヴィア:Ms)
アクセル・ケーラー(オットーネ:C-T)
ミヒャエル・ショッペル(セネカ(元老、哲学者、ネローネの師):Bs)
レナ・ルーテンス(ドルシラ:S)
ドミニク・ヴィス(乳母:C-T)
クリストフ・ホンバーガー(アルナルタ:T)
ギ・ド・メイ(宮廷人:T)
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ
録音:1990年2月
(3CD)

フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):「カリスト」【初演:1651年】
マリア・バーヨ(カリスト、「永遠」:S)
アレッサンドラ・マントヴァーニ(ディアーナ:S)
マルチェッロ・リッピ(ジョーヴェ:Br)
サイモン・キーンリサイド(メルクーリオ:Br)
グラハム・プシェ(エンディミオーネ:C-T)
ジル・ラゴン(C-T)、ドミニク・ヴィス(C-T)
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ
録音:1994年8月(現在1993年収録の映像のみ流通・CDは入手不可)
(3CD)

A.スカルラッティ(1660-1725):「グリゼルダ」【初演:1721年】
ドロテア・レッシュマン(S)
ローレンス・ザゾ(CT)
ヴェロニカ・カンジェミ(S)
ベルナルタ・フィンク(Ms)
シルヴィア・トロ・サンタフェ(Ms)
ルネ・ヤーコプス(指)ベルリン古楽アカデミー
(現在入手不可)
(3CD)

クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):「オルフェオ」【初演:1607年】
サイモン・キーンリサイド(オルフェオ:Br)
フアニタ・ラスカロ(エウリディーチェ:S)
グラシエラ・オッドーネ(使者の女:S)
マルティーナ・ダイク(プロセルピーナ:Ms)
スティーヴン・ウォレス(希望:C-T)
トーマス・トーマソン(プルトーネ:Bs)
ポール・ジェリモン(カロンテ:Bs)他
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ、トリシャ・ブラウン・カンパニー
収録:1998年(ブリュッセル、モネ劇場)
【演出:トリシャ・ブラウン/装置、衣装:ロラント・エシュリマン】
(1DVD)


=フランス=

ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):歌劇「アティス」全曲【初演:1676年】
ギ・ド・メイ(アティス:T)
ギュメット・ロランス(シベル(キュベレー):Ms)
アニェス・メロン(サンガリート(サガリーティス):S)
ジャン・フランソワ・ガルディユ(セレヌス(セラエヌス):Bs)
ジャック・ボナ(イダス(イーダース):Bs)他
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
収録:1987年1月
(3CD)

M.A.シャルパンティエ(1643-1704):オペラ「メデ(メディア)」【初演:1693年】
ジル・フェルドマン(S)
ジャック・ボナ(Bs)
ソフィー・ブラン(S)
フィリップ・カントール(Br)
アニェス・メロン(S) 他
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
録音:1984年4月ヴェルサイユ宮劇場(現在入手不可盤)
(3CD)

M.A.シャルパンティエ(1643-1704):病は気から~音楽と舞踊を織りまぜた喜劇~[コメディ=バレエ]【初演:1673年】
モニク・ザネッティ(S)
ドミニク・ヴィス(CT)
ハワード・クルック(T) 他
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
録音:1990年4月
(1CD)

アンドレ・カンプラ(1660-1744):オペラ「イドメネ(イドメネオ)」(1731年改訂版)【初演:1712年1月】
ベルナール・ドルトレ(イドメネ:Bs)
ポール・フシェクール(イダマンテ:T)
モニク・ザネッティ(イリオーヌ:S)
サンドリーヌ・ピオー(エレクトル:S)
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
録音:1991年10月(現在入手不可盤)
(3CD)

ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):「優雅なインドの国々」〔オペラ=バレエ〕【初演:1735年】
〈ソプラノ〉クロラン・マクファーデン、イザベル・プルナール、サンドリーヌ・ピオー他
〈テノール〉ハワード・クルック、ジャン=ポール・フシェクール
〈バリトン〉ジェローム・コレア
〈バス・バリトン〉ニコラス・リヴェンク
〈バス〉ベルナール・デルトレ
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
録音:1991年1月
(3CD)


=英国=

ジョン・ブロウ(1649-1708):「ヴィーナスとアドーニス」~王の愉しみのための仮面劇【初演:1681年】
ローズマリー・ジョシュア(ヴィーナス:S)
ジェラルド・フィンリー(アドーニス:Br)
マリア・クリスティーナ・キール(羊飼いの女:S)
ロビン・ブレイズ(キューピッド:C-T) 他
クレア・カレッジ聖歌隊(合唱指揮:ティモシー・ブラウン)
ヤーコプス(指)エイジ・オブ・エンライトゥンメント・オーケストラ
録音:1998年10月(現在入手不可盤)
(1CD)

ヘンリー・パーセル(1659-1695):ディドーとエネアス(ダイドーとイニーアス)【初演:1684-85/1689?】
リン・ドーソン(ディドー:S)
ローズマリー・ジョシュア(ベリンダ:S)
ジェラルド・フィンレイ(エネアス:Br)
ドミニク・ヴィス(第一の魔女:C-T)
マリア・クリスティーナ・キール(第2の女:S) 他
ルネ・ヤーコプス(指)エイジ・オブ・エンライトゥンメントO.
クレア・カレッジ・チャペルCho. ジョン・トール(Cemb) ナイジェル・ノース(テオルボ)ポーラ・シャートーヌフ(G)
録音:1998年10月
(1CD)

ジョージ・フレデリック・ヘンデル(1685-1759):「リナルド」HWV 7a【初演:1711年】
ヴィヴィカ・ジェノー(リナルド:Ms)
インガ・カルナ(アルミーダ:S)
ローレンス・ザゾ(ゴッフレード:C-T)
ミア・パーション(アルミレーナ:S)
ジェイムズ・ラザフォード(アルガンテ:Bs)
クリストフ・デュモー(エウスターツィオ:C-T)
ドミニク・ヴィス(キリスト教徒の魔法使い、伝令:C-T)
ルネ・ヤーコプス(指)フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2002年(現在入手不可盤)
(3CD)

ヘンデル:「フラーヴィオ」HWV 16【初演:1723年】
ジェフリー・ギャル(フラーヴィオ:C-T)
デレク・リー・ラギン(グイード:C-T)
レナ・ローテンス(エミーリア:S)
ベルナルダ・フィンク(テオダータ:Ms(A))他
ルネ・ヤーコプス(指)アンサンブル415
録音:1989年10月(現在入手不可盤)
(2CD)

ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」(エジプトのジューリオ・チェーザレ)【初演:1724年】
アンドレアス・ショル(ジューリオ・チェーザレ:C-T)
インガー・ダム=イェンセン(クレオパトラ:S)
トゥーヴァ・セミングセン(セスト:Ms)
ランディ・ステーネ(コルネリア:Ms)
クリストファー・ロブソン(トロメーオ:C-T)
パーレ・クヌーセン(アキッラ:Br)
マイケル・マニアチ(ニレーノ:男声S)
ラース・ウルリク・モーテンセン(指)コンチェルト・コペンハーゲン(ピリオド楽器使用)演出:フランシスコ・ネグリン
収録:2005年
(2DVD)


=ドイツ=

序曲集~ハンブルク・オペラの序曲集
ゲオルク・カスパール・シュールマン(1672/73-1751):組曲「ルートヴィヒ1世(敬虔帝)」(1726)
フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ(1657-1714):序曲第4番(1693)
ラインハルト・カイザー(1674-1739):アルミーラ(舞曲組曲)(1726)
ヨーハン・クリスティアン・シーフェルデッカー(1679-1732):音楽コンセール(1713)より第1コンセール
ベルリン古楽アカデミー
録音:2004年2月(現在入手不可盤)
(1CD)

ラインハルト・カイザー(1674-1739):歌劇「クロイソス」全曲【初演:1711年】
ドロテア・レシュマン(エルミーラ:S)
ヴェルナー・ギューラー(アティス:T)
ローマン・トレーケル(クロイソス:Br)
クラウス・ヘーガー(オルサネス:Bs)
ヨハネス・マンノフ(ツィールス:Br)他
RIAS室内合唱団、ハノーヴァー少年合唱団のメンバー
ルネ・ヤーコプス(指)ベルリン古楽アカデミー
録音:2000年3月(現在入手不可盤)
(3CD)

ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):歌劇「オルフェウス」【初演:1726年】
ドロテア・レッシュマン(オラジア:S)
ローマン・トレーケル(オルフェウス:Br)
ルート・ツィーザク(エウリディーチェ:S)
マリア=クリスティーナ・キール(イズメーネ:S)
ウェルナー・ギューラ(オイリメデス:T)他
ルネ・ヤーコプス(指)ベルリン古楽アカデミー他
録音:1996年10月(現在入手不可盤)
(2CD)

カール・ハインリヒ・グラウン(1703/4-1759):歌劇「シーザーとクレオパトラ」【初演:1742年】
ジャネット・ウィリアムズ(クレオパトラ:S)
イリス・ヴェルミリオン(チェーザレ:Ms)
リン・ドーソン(コルネリア:S)
マリア=クリスティーナ・キール(セスト:S)他
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ケルン、RIAS室内合唱団
録音:1995年(現在入手不可盤)
(3CD)

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商品の紹介

ハルモニアムンディ恒例の豪華ボックス
今回はバロック・オペラ!!!
バロック時代の伊仏英独における17の重要オペラ作品を網羅!

ハルモニアムンディ恒例の豪華ボックス、今回はバロック・オペラでの登場。イタリア、フランス、英国、そしてドイツというヨーロッパ4カ国のバロック・オペラ史を俯瞰できる充実の内容!バロック・オペラにおいて特に重要な17のオペラを収めたCD39枚+DVD3枚、そして全収録演目のリブレット(原語+英語訳)を収めた1枚のCD-ROM、さらに伊、仏、英、独のヨーロッパ4カ国のバロック・オペラ史を詳細に述べた4つのブックレット、2枚の補足的CD(オペラの前身的作品集および序曲集)が豪華ボックスに!これ1セットがあれば、バロック・オペラ史を俯瞰しながら、ヤーコプスやクリスティらによる最高水準の演奏で楽しめるという決定打的存在。長らく廃盤になってしまっていた6作品[「フラーヴィオ」、「メデ」、「グリゼルダ」、「ヴィーナスとアドーニス」、「リナルド」、「クロイソス」]も含まれており、資料的価値も極めて高いボックスセットの登場です!


=イタリア=
オペラの歴史を語る上ではずせないのはイタリア。1597年に、イタリアのフィレンツェのバルディ伯の宮廷で、ペーリ、カッチーニらによる「ダフネ」(ギリシャ神話を題材)が上演されましたが、これがオペラの誕生、とされています。もちろん、それ以前にも、たとえばルネサンス時代には、上演された劇には、インテルメディオと呼ばれる、音楽的要素の強い幕間劇が挿入されていましたが、こうしたものはオペラの前身的存在といえるでしょう。オペラはフィレンツェからイタリア全土へ広まり、ヴェネツィアでも栄えるようになります。ヴェネツィア・オペラの最重要作曲家が、なんといってもモンテヴェルディです。「イタリア」の巻では、オペラの前身的な音楽を収録した1枚、そしてモンテヴェルディの最初のオペラ「オルフェオ」(1607年の初演が、バロック期の幕開けとされています)と彼の生涯最後の作品「ポッペアの戴冠」、そして同じヴェネツィア・オペラの巨匠カヴァッリと、ナポリ・オペラの重鎮アレッサンドロ・スカルラッティの名演と、オペラ音楽史を語る上で欠くことのできない重要作品が並びます。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2013/08/08)

=フランス=
フランスで初めて上演されたオペラは、イタリア・オペラでした。1644年から45年にかけて、若き国王ルイ十四世の威光を高めるために、イタリア生まれの宰相マザランの国策によってイタリア・オペラが輸入されるようになります。ただし、そっくりそのまま演奏するのではなく、フランス宮廷の趣味にあうように、バレエが付加・挿入され、舞台効果も華やかなものにされたものが主流でした。真のフランス・オペラが生まれるのは、1660年代から70年代にかけてのこと。フランス・オペラを語る上で欠かせないのが、リュリ(1632-1687)、シャルパンティエ(1643-1704)という二人の巨匠。ルイ14世の庇護の下、パリ音楽界に君臨していたリュリ。当時主流のフランス様式(壮大な「トラジェディ・リリック」=プロローグと5つの幕をもつ壮大なもの)の代表と目されたリュリがフィレンツェ生まれのイタリア人であったのに対して、イタリア様式(旋律+伴奏、劇的表現が特徴)の代表であるシャルパンティエは生粋のパリっ子でした。そのシャルパンティエがローマに渡り、1662-67年にかけてオラトリオの元祖カリッシミのもとでイタリア様式をたっぷりと学んで帰国した時、いち早くその才能に気付き、極力その成功の道を阻もうとしたのが他ならぬリュリでした。シャルパンティエは王宮の職も得られないまま、パトロンであるギーズ公爵夫人やイエズス会の学校の為に、オラトリオや牧歌劇などを書き続けていましたが、彼が目指していたのが本格的な歌劇であったことは恐らく間違いないでしょう。しかし当時のパリにおいて、すべてが歌われるオペラは宮廷やオペラ座すなわち王立音楽アカデミーのもので、オペラは王に仕えているリュリの専売特許のようなものになってしまっていたため、シャルパンティエは、オペラを発表する道は無いに等しかったのです。そんなシャルパンティエにチャンスがめぐってくるのはリュリの死後。リュリが亡くなったのは1687年春ですが、それを待ち受けていたようにシャルパンティエは翌87年の2月、歌劇〈ダビデとヨナタン〉を発表(イエズス会のために作曲)。そして、5年余りの期間を置いた上で、王立アカデミー(オペラ座)で、歌劇〈メデ〉を発表したのです。このふたりの巨匠の対立は、そのままイタリア様式対フランス様式の論争へと発展し、18世紀のブフォン戦争、更にはグルックのオペラ改革への道に至る素地ともなっていくのです。この「フランス」の巻では、リュリの傑作「アティス」、シャルパンティエの傑作「メデ」と、コメディ=バレエの「病は気から」、そしてリュリとラモーの中間世代にあたるカンプラの作品、そしてラモーの傑作「優雅なインドの国々」を収録しています。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2013/08/08)

=英国=
18世紀から19世紀にかけて、明確なオペラ伝統を持っていた国は、イタリア、フランス、ドイツに限られていました。イギリスでは、セリフの部分と音楽の部分が交互にあらわれる音楽劇的なものが流行していました。1706年3月に、イタリア・オペラ(ボノンチーニが作曲した「カミッラ」)の英語上演が為され、大変な人気となり、1709年までに60回を超す上演数をかぞえます。聴衆の、イタリア・オペラ熱が高まってきた1710年に、イタリアでオペラをバッチリ吸収してきたヘンデルがロンドンに渡ります。翌1711年「リナルド」が上演されると、ロンドンでのイタリア・オペラ熱は爆発し、オペラ団体‘ロイヤル・アカデミー'が組織されるほどとなりました(この団体はあまりに高価な歌手への謝礼や、当時の経済情勢で富裕層が一気に経済的破綻をきたしたことなどから、1720年の第1作上演から、わずか8年後の1728年には解散に追い込まれます)。ここではイギリスにおけるオペラの前身ともいえる、ブロウによる劇音楽、そしてブロウの弟子のパーセル、そしてヘンデルのロンドン・デビュー作「リナルド」と、ロイヤル・アカデミーの活動華やかなりし頃、ロンドンでのイタリア・オペラ熱が最高潮だった頃に書かれた「フラーヴィオ」、そして「ジューリオ・チェーザレ」を収録。是非とも揃えておきたい作品が並びます。

=ドイツ=
バロック期のドイツにおいて、重要なオペラ都市のひとつがハンブルクでした。1615年、世界初の歌劇場がヴェニスで誕生したのに続き、1678年、ドイツで最初の歌劇場が建設されたのがハンブルクでした。この地では、ラインハルト・カイザーが、当時イタリア・オペラが席巻していた中で、ドイツ語のオペラを50以上も書きました。カイザーの下には、1703年頃、若きヘンデルもオペラを学びに訪れています。また、カイザーが書いたドイツ語による、減七の和音の多様、唐突な和声の変化などを巧みに取り入れた劇的なレチタティーヴォやアリオーソは、バッハの諸受難曲の先駆的存在だったといえるでしょう。このドイツの巻では、カイザーをはじめ、エルレバッハ、シュールマン、テレマンら豪華な名前が並ぶハンブルクの重要作品を収録しています。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2013/08/08)

メンバーズレビュー

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 値段と内容にはとても満足しています。バロックオペラがこんなにまとめて安価で購入できるなんて、夢のようです。これで内ジャケットがオリジナルのデザインだったら…。あまり魅力的とは言えない、統一されたシンプルなデザインの内ジャケットを取り出して眺めるたびにそう思ってしまいます。DHM社の2~3000円位で購入出来る10枚組のCDにはちゃんとそういったものがありますよね。
2014/03/22 ノリコさん
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