ヴィジュアル系バンド、the GazettEの約1年ぶり(2013年時)通算7枚目となるアルバム。前作『DIVISION』を62の国と地域で発売し、2013年9月には約1カ月に渡るワールド・ツアーを敢行するなど全世界的な規模感で展開する作品。 (C)RS
JMD(2013/10/03)
the GazettEの7枚目となるオリジナルアルバムが完成。前作「DIVISION」を62の国と地域で発売し、2013年9月には約1カ月に渡るワールドツアーを敢行するなど全世界的な規模感で展開する待望のアルバムです。
SONY
発売・販売元 提供資料(2013/10/02)
前作は、彼らが試みてきた同期とバンド・サウンドとの融合を際限なく突き詰めた作品だった。メンバーもその実験に一定の成果を見い出したことを告白しているが、そんな感触を裏付けるかのように、本作では真逆とも言えるアプローチが選択されている。先行シングル“FADELESS”で匂わせていた通り、基盤はあくまでも〈バンドの音〉だ。さまざまなエフェクトも随所に用いられてはいるものの、役割としてはアクセント程度の装飾に過ぎない。長年磨き上げてきたヘヴィネスとグルーヴからは、演奏そのものに対する自信がはっきりと感じられ、楽曲のヴァリエーションを広げつつ、削ぎ落とした音塊で伝え得る最大値を的確に形にしている。〈美しき奇形〉とは言い得て妙の音世界がここに。
bounce (C)土屋京輔
タワーレコード(vol.360(2013年10月25日発行号)掲載)