クラシックなのにモダン。武骨なのにスタイリッシュ。懐かしいのに衝撃的。ロックの理想形とも言えるそのスタイルで、ジャンルを超えて世界中の音楽ファン、そしてアーティストからも敬愛され続けてきたキングス・オブ・レオン。前々作ではグラミー主要部門「最優秀レコード」を含む3部門を受賞し、前作では全英初登場1位、全米初登場2位とバンド史上最高チャート実績を記録する等、バンドとしてもノリにノッている彼らの新作は全世界で最も話題になる作品となることは必至だ。プロデュースを手掛けたのは今作含めて彼らの過去4作を手がけるAngelo Petraglia(アンジェロ・ペトラグリア)で、新しいプロデューサー陣の起用等で作品に変化や成長を促すバンドも多い中、今作でも迷うことなくアンジェロを起用しているところに、彼らのバンドとしての絶対的自信とメンバー間の信頼度の高さが見て取れる。2013年で結成10周年を迎える彼らがロックの魅力を最高度までに結晶化させた超強力作品!
発売・販売元 提供資料(2013/08/05)
結成10周年(2013年時)を迎える米国テネシー州ナッシュビル出身のロック・バンド、キングス・オブ・レオンのアルバム。プロデューサーは、本作含めて彼らの過去4作を手がけるアンジェロ・ペトラグリアを起用。ロックの魅力を最高度までに結晶化させた超強力作品! (C)RS
JMD(2013/08/02)
日本では渋めの印象だけど、英米の大型フェスではヘッドライナーの常連で、作品を出せば必ずチャートの上位に喰い込む大物である。もともとの持ち味だったリラクシン&アーシーな雰囲気を散りばめつつも、この6作目ではよりスケールの大きいアメリカン・ロックをストレートに展開。骨太ではあるが前作以上にポップだし、アレンジの幅は広く、飽きることなく聴けてしまう。そんなところもやはり大物の風格か。
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タワーレコード(vol.359(2013年9月25日発行号)掲載)