haruka nakamuraの郷愁的な旋律にNujabesのビートが出逢った最初で最後のアルバム作品
"haruka nakamura"3年ぶりの新作にして3部作完結作品、「MELODICA」がついに完成した。前作「twilight」はその美しい装丁と共に反響を呼び、iTunes「今週のシングル」に選出された。1st Album「grace」に加え「afterglow」が現在もロングセラーを続ける中、待望の新作アルバムが登場する。
このアルバムは今を遡ること5年、haruka nakamura の1st Album 発表以前からNujabes と共に、彼のスタジオで二人きりで制作が開始された渾身の作品集。Nujabes がfeat. でビート、フルートなどで参加した、今となっては稀少な2つの楽曲から、Nujabes 自身がmixなどを施した未発表楽曲郡まで、聞き逃せない曲がずらりと並んでいる。Uyama Hiroto、Pace Rock、Cise Starr、Substantial などhydeout 最重要アーティスト達も参加。さらにshing02と共に再構築した、名曲「Luv sic pt.2」のアコースティックバージョンは、心ゆさぶる感動的な一曲に昇華されている。ARAKI Shin、Janis Crunch など、haruka nakamura 作品では馴染み深いアーティストも顔を揃えた。まさにこれまでの軌跡の全てが詰まった作品となっている。今作品は、一貫して「日々の暮れ」をテーマにアルバム作品を発表し続けてきた彼の1st「grace」2nd「twilight」に続く3部作完結編となる。
*アートワークもhydeoutで数々の作品を手掛けてきたFJD が担当。
発売・販売元 提供資料(2013/07/11)
haruka nakamuraが初作の発表前からNujabesと制作していた音源を中心に、Hydeoutの面々も参加して編まれた3作目。"Lamp""let go"は主役の美しきメランコリアがNujabesのビートによってさらに洗練されていて泣けるし、抑制の効いたラップが良いNujabes×Shing02の名曲"Luv(sic)pt2"のアコースティック版は原曲超えか。乾いた叙情性と温もりあるビートとの相性は最高だけに、今後の路線も気になるところ。
bounce (C)石田靖博
タワーレコード(vol.359(2013年9月25日発行号)掲載)