世界に衝撃を与え、もはや伝説となった2004年のファースト・アルバム『On Another Level』、ラテン~ジャズ~テクノを凌駕し、リーダーであるGerald Mitchellのブラックネスを注入した、2007年のセカンド『Traditions & Concepts』、そして6年の時を経て放たれる待望のサード・アルバム!2012年には自身のレーベル<GMI Productions>をスタートし、単独名義でもアルバムをリリース。URのスピリットを継承し、デトロイト・テクノを進化させていくLos Hermanosらしいラティーナな精神を注入したM-1"Angel"をはじめ、ローファイなデトロイト直系テクノM-11"Sundial Returns"、ゴスペルなヴォーカルをフィーチャーしたウォーミーなソウルフル・ハウスM-7"Don't Go Stay"、そしてGerald本人がヴォーカルを担当した極上ミディアム・ソウルのM-17"You Should Be Here"等、全曲に渡り、ラテン、ソウル、ジャズなどLos Hermanos汁をふんだんに盛り込んだ最高傑作の完成!
BBQ
発売・販売元 提供資料(2013/07/10)
アンダーグラウンド・レジスタンスの意思を受け継いで独自に活動するジェラルド・ミッチェルのメイン・プロジェクト、ロス・ヘルマノス。ゼロ年代に残した2枚の傑作が昨年リイシューされたのも記憶に新しいですが、ついに6年ぶりのサード・アルバムが登場です。彼らしいラテン・テイストを盛り込んだオープニングで、素晴らしい作品に違いないという期待は確信へと変わります。ヴォーカリストをふんだんに配し、デトロイト屈指のメロディーメイカーぶりを発揮したハウス・トラックが満載。アルバム全体ではハウス8/テクノ2ぐらいの配分で少し意外だったものの、ハウスの昂揚感にテクノのソリッドな部分をうまく挿み込んでいて、ジェラルド流のソウル・ミュージックが感じられる仕上がりです。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.358(2013年8月25日発行号)掲載)