| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2013年08月09日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | COLUMBIA X TOWER RECORDS/The Valued Collection |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | TWCO-49 |
| SKU | 4988001749707 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:17:20
※新規ジャケット・デザイン採用
【曲目】
ビゼー:
1.《カルメン》組曲 第1番より (前奏曲、アラゴネーズ、間奏曲、アルカラの竜騎兵)
2.《カルメン》組曲 第2番より (密輸入者の行進、ハバネラ、夜想曲、衛兵の交代、ジプシーの踊り)
3.《美しきペルトの娘》組曲 (前奏曲、セレナード、行進曲、ジプシーの踊り)
4.《アルルの女》組曲 第1番 (前奏曲、メヌエット、アダージェット、鐘)
5.《アルルの女》組曲 第2番 (パストラール、間奏曲、メヌエット、ファランドール)
【演奏】
モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
ポール・パレー(指揮)(1-3)
イーゴリ・マルケヴィッチ(指揮)(4,5)
【録音】
1976年(1-3)、1969年(4,5)
※解説:高橋昭氏
※2013年 最新リマスタリング(日本コロムビア保有のマスター・テープより2013年にデジタル・リマスタング)
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ポール・パレーの指揮の『カルメン』組曲と『パースの娘』組曲。イーゴリ・マルケヴィッチ指揮の『アルルの女』組曲。
パレーの個性的な『カルメン』
前奏曲は「闘牛士」を頭にした2部構成で演奏。めちゃくちゃ腰の重い演奏。後半はパレーの気合いの声が入っています!
間奏曲は旋律重視のバランス。
第2組曲からは5曲。こちらは そこまで個性的とは言えない演奏です。演奏曲は 密輸入者の行進~ハバネラ~夜想曲~子供たちの合唱~ジプシーの踊り。夜想曲の歌の部分は ヴァイオリンソロです。
『パースの娘』の前奏曲の語り口(リズムとパウゼ)が 絶妙。セレナードは もう少し弦の音色に美しさが欲しかった。行進曲は1拍目を引きずる(長めに取る)ところがユニーク。ジプシーの踊りは カルメンの終曲と同様の名曲。落ち着いた演奏です。
残念なのが、1976年の録音なのに音が悪いこと。
マルケヴィッチの『アルルの女』
第1組曲では 柔らかな音色の 暖かい風景が感じられる演奏です。弱音での表情づけが くっきりと浮かび上がるスタイル。
第2組曲は 端正で潔癖な演奏。間奏曲のミレーの絵画を感じられるような 祈りの音楽の美しさ! それに続けてメヌエットを聴くと、ギローのセンスの良さが感じられる演奏となっています。最後のファランドールの軽快な活発さは、どう見て(聴いて)も大団円の音楽!
1969年の録音ですが、こちらもモノラル録音時代のレベルなのが残念です。
素敵な指揮の記録なのですが、残念なことに 音がよろしくないのです。原盤がどこかはわかりませんが、当時の大手のレコード録音とは、雲泥の差があったということがわかる盤です。演奏が5で録音が3なので、私のお薦め度は『4』としました。