| フォーマット | LPレコード |
| 発売日 | 2011年07月21日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Music On Vinyl |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | MOVLP151 |
| SKU | 8713748981754 |
構成数 : 1枚
【収録曲】
I ROBOT (6:06)
I WOULDN'T WANT TO BE LIKE YOU (3:19)
SOME OTHER TIME (4:05)
BREAKDOWN (3:50)
DON'T LET IT SHOW (4:21)
THE VOICE (5:21)
NUCLEUS (3:35)
DAY AFTER DAY (THE SHOW MUST GO ON) (3:43)
TOTAL ECLIPSE (3:05)
GENESIS CH.1. V.32 (3:37)

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静かにフェイド・インする二部構成のタイトル曲「アイ・ロボット」は、エネルギーを投入されて動き始めるAI内蔵のロボットの創生が描かれている(ように感じる)。その後の展開も、まるで近未来を舞台とするSF映画のサウンド・トラックを聴いているみたいに壮大でドラマティックだ。あちらこちらにアラン・パーソンズがエンジニアとして関わった『狂気』のプロトタイプを想わせる匠の技も認められるが、本作はそこまでの重苦しい空気感やシリアスな問題提起といったものはないし、人の心の奥に潜む”闇”を描いているわけもない。特撮映像を観ているようなミステリアスな美しさを描いた「核」や「皆既食」なども、いい意味で”軽い”。
“私はロボット”に対して”君は他人”と距離を置いていた関係性が、曲折の果てに”創世紀”に辿り着くのだが、待っている結末は”協働”なのか”支配”なのか、わからない。そんなに難しいことを考えずに、川の流れのようにゆったりと流れる音楽に身を任せて、総天然色のファンタジーを心ゆくまで楽しめばいい。それが正解だ。