またまたスミソニアン・フォークウェイズに残された名盤をご紹介いたします! "ベリー・ダンス音楽の王様"の異名を持つジョージ・アブド(1937~2002)はレバノン生まれの、アラブ人とアメリカ人のいわゆるハーフ。幼いころにアメリカに渡り、10代にもなるとリズム&ブルースをうたうようになりました。そんな音楽好きだった彼はいつしか自身のルーツに目覚め、中東地域の音楽をパフォーマンスするようになったのです。その活動の場所となったのが食事やお酒を味わいながらショウを楽しめる、いわゆるナイトクラブでした。まずはじめにそんな舞台に立ったのはまだ19歳のとき。「ザラ」というボストンにあるお店でした。その時代にはアラブ諸国だけでなく、トルコ、ギリシャ、アルメニアなどの出身者、また中東にルーツを持つユダヤ人それぞれがアメリカでコミュニティを形成し、アブドがパフォーマンスするようなお店に集まったそうです。そのような出身国に限らない、広い中東地域の集まりはそのままパフォーマンスするミュージシャンにも反映し、アブドのバンドのメンバーも多彩な背景を持つ音楽家で構成されていました。となると、もちろんそのサウンドは特定地域の伝統をそのまま受け継いだものではなく、各国のスタイルが融合され、さらにアメリカを本拠にしているので、ジャズやポップスの影響を受けながら、ダイナミズムを獲得し、良い意味で洗練されてゆきました。そんな、いわば"アメリカナイズ"された中東音楽はアメリカ国内外で大きな人気を博し、アブドはこのスタイルのパイオニアとなったのです。特にエジプトでは大いにウケて何度も演奏旅行に出かけました。いわば"逆輸入"まで果たしたのです。当然、そのレコードは売れに売れて"王様"として君臨したのです。本作はそんなアブドがスミソニアンに残した5枚のアルバムから厳選したベスト盤。さまざまな意匠をこらしたスリリングなベリー・ダンス音楽が詰まっています。ベリー・ダンサーはもちろん、幅広いアラブ~中東音楽ファンも大いに楽しめます!
発売・販売元 提供資料(2013/06/14)
"ベリー・ダンス音楽の王様"の異名を持つジョージ・アブドがスミソニアン・フォークウェイズに残した5枚のアルバムから厳選したベスト・アルバム。アラブ人とアメリカ人のハーフとして生まれ、幼少期からアメリカで育った彼のアメリカナイズされた中東音楽は、当時のアメリカや中東の各国で人気を集めた。さまざまな意匠を凝らしたスリリングなベリー・ダンス音楽が詰まった一枚。 (C)RS
JMD(2013/06/14)