2013年で現メンバーの6人が揃ってから10周年を迎える日本を代表するジャズバンド、SOIL&"PIMP"SESSIONSのアニヴァーサリー・アルバム。全収録曲にゲストを迎えたコラボレーション楽曲で構成。国内アーティストのみならず、海外からもゲストも迎え、ソイルの核となる"ジャズ"をキーワードにした強力作品。先行してシングルカットされたライムスター「ジャズィ・カンヴァセイション」、椎名林檎「殺し屋危機一髪」の2作品に加え、BONNIE PINK、福原美穂、七尾旅人らがボーカル参加。DJ KENTARO、雅-MIYAVI-(ギター参加)、ユザーン(タブラ)ら世界でも活躍する抜きに出たミュージシャン/DJ、そして、海外からはブルーノートより新作を発表したジャズシンガー、Jose James(ホセ・ジェームス)や、フライング・ロータスのレーベル"ブレイン フィーダー"からデビューしたエレクトロユニットRYATらが参加している。
ビクター
発売・販売元 提供資料(2013/07/08)
2013年で現メンバーの6人が揃ってから10周年を迎えるジャズ・バンド、SOIL&"PIMP"SESSIONSのアニヴァーサリー・イヤー第3弾企画となるアルバム。シングル曲のライムスター「ジャズィ・カンヴァセイション」、椎名林檎「殺し屋危機一髪」に加え、全収録曲にゲストを迎えたコラボレーション楽曲で構成。ソイルの核となる"ジャズ"をキーワードにした作品。 (C)RS
JMD(2013/07/08)
全曲コラボに挑戦した8作目。多彩なゲストとのスリリングな化学反応が聴きものだが、それを支えるのは彼らのジャズに対する敬意と知識の深さだ。通算3度目の共演で息もピッタリな椎名林檎との"殺し屋危機一髪"は昭和のジャズ歌謡風で、七尾旅人が即興のポエトリーを乗せた"Frog in the World!"は、60年代のフリージャズのイメージ。U-zhaanの超絶技巧タブラが聴ける"Ananta"は『Get Up With It』頃のマイルス・デイヴィスのような妖しい雰囲気で、DJ KENTAROを迎えた"Icebarn"はSOIL流のベース・ミュージックか。どんなスタイルにも当意即妙に反応するスキルの高さは圧倒的で、かつ非常に聴きやすい。初めて彼らに触れる人にもお薦めの一大娯楽作品だ。
bounce (C)宮本英夫
タワーレコード(vol.358(2013年8月25日発行号)掲載)