高橋幸宏の4年ぶり(2013年時)通算23枚目となるオリジナル・アルバム。高橋幸宏が原体験として直接衝撃を受けた1960~70年代のロック・サウンドが、還暦を経て新たなサウンドとして確実に新たな方向性とヴィジョンを示した作品。ギターのJames Iha含め、全てのバンド・メンバーが作曲や作詞をも担当した充実した内容。 (C)RS
JMD(2013/05/25)
前作より4年振り23枚目となるオリジナル・アルバム『LIFE ANEW』。"還暦イヤー"を越え、高橋幸宏の新たな一歩を踏み出す音作りとしてバンド・サウンドを全面に打ち出した作品となっている。ドラム&ヴォーカルの高橋幸宏を中心に、ギターにJames Iha、ベースに高桑圭(Curly Giraffe)、キーボードに堀江博久、ユーフォニウムをはじめとする管楽器にゴンドウトモヒコという強者どもによる固定バンドがそのサウンドを固める。高橋幸宏が原体験として直接衝撃を受けた60~70年代のロック・サウンドが、還暦を経て、新たなサウンドとして、確実に新たな方向性とヴィジョンを示した作品に仕上がっている。昨年14年ぶりとなるセカンドソロ・アルバムを発表し話題を呼んだJames Ihaも、ニューヨークより来日し、バンドレコーディングを敢行。James Iha含め、全てのメンバーが作曲や作詞をも担当する充実した内容。アルバム全曲が固定のバンドのみでレコーディングされた作品は高橋幸宏としては初の試みとなる。
ユニバーサル
発売・販売元 提供資料(2013/05/07)
賑やかだった還暦イヤーを経て届けられた23作目は、ジェイムズ・イハや高桑圭などから成るバンド=In Phaseと制作。60s~70sロック/ポップスへのオマージュが横溢した内容となった。メジャー・コードの爽やか系が満載で、リンゴ・スターばりの歌心溢れるリズムを叩き出す"All That We Know"など、幸宏の快活なドラミングの素晴らしさに舌鼓を打ちまくり。確実に〈昨日より若く〉を実践しておられるのを感じた。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.357(2013年7月25日発行号)掲載)