デビュー・アルバム『ゴースト・ブロンド』をUSインディ・シーンのトレンド・セッターのひとつ、MEXICAN SUMMERより2010年にリリースし、そのローラ&ジャスミンの端麗な容姿からは想像もつかない"DOOMGAZER"(SHOEGAZER + DOOM METAL)な楽曲で注目を集めたモントリオール産美女デュオ、ノー・ジョイ(NO JOY)が2ndアルバムをドロップ!! レーベル・メイトでもあるBEST'COASTのベサニーが彼女たちのことを大のお気に入りであり、またデビュー・アルバムのミックスをRAVEONETTESのスーン・ローズ・ワグナーが担当するなど、USローファイ~インディ・ポップからシューゲイザー・ファンまで周知されたノー・ジョイ。本作は、デビュー・アルバムで聴くことのできた"DOOMGAZER"の延長線上にありながらも、よりヘヴィさの深度を強化しような、骨太なサウンドメイキングが特長。ドラマーにサポート・メンバーのガーランド(男子)が参加したこともその要因であり、浮遊と轟音をリヴァースするシューゲイズ・サウンドの屋台骨をずっしりと支えている点が、今作の特徴のひとつでもある。MY BLOODY VALENTINE直系な轟音、LUSHやRAVEONETTESのようなシューゲイザー路線、DEERHUNTERなサイケデリア、SONIC YOUTHやHUSKR DUなカオス・ワールド……マイブラ新譜『MBV』で馴らされた耳にジャスト・フィットするような秀作です。
発売・販売元 提供資料(2013/04/30)
モントリオール出身の轟音ブロンド美女2人組、ノー・ジョイが放ったセカンド・アルバムだ。カナダの荒涼とした大地を思わせる獰猛なギター・ノイズが、ジョージ・エルブレヒト(ヴァイオレンス)のプロデュースによって飛躍的に深化。90年代初頭のシューゲイザーとマッドチェスターとグランジを合体させちゃったかのような、何とも不思議なヘヴィー・サイケ・ポップが全編で炸裂しているぞ!
bounce (C)佐藤一道
タワーレコード(vol.355(2013年5月25日発行号)掲載)