4人組バンド、ハイスイノナサの初シングル。1曲目の「mirror」は流麗なストリングスをフィーチャーしつつ、ミニマルかつドープな仕上がり。2曲目の「reflection」は、その「mirror」に生演奏や電子音を重ねて編集したという一曲。実験的かつ挑戦的な野心作。 (C)RS
JMD(2013/05/31)
ハイスイノナサ、初のシングル「reflection」をリリース。1曲目の"mirror"と2曲目の"reflection"は対になっていて、流麗なストリングスをフィーチャーしつつ、ミニマルかつドープに仕上げた"mirror"に対し、"reflection"は"mirror"をエディットし、生演奏や電子音を重ねて完成されたもの。しかも、"reflection"の途中までは、彼らの曲の顔であるはずの鎌野愛のボーカルが一切出てこないという大胆さ。情報社会の中での人間の精神と身体の変容、それらと都市の風景との関係性という、彼らが一貫して追い求めているテーマが、本作ではこの2曲の対比によって描かれているのだ。ドラムの中村圭佑が作曲し、照井淳政のベースリフが先導する「動」の曲調が、他の2曲とは異なる魅力をアピールしている3曲目の"in motion"も含め、全編が聴き所の強力盤。
発売・販売元 提供資料(2013/05/21)