"スウィート・リトル・ブルースマン"こと倉内太が、2012年11月に倉内太と彼のクラスメイト名義で発表し好評を集めた『くりかえして そうなる』に続き発表したセカンド・アルバム。"童貞感""ルサンチマン的"表現を根底に、色とりどりのロックンロールやポップ・ソングを、時に泣きじゃくるような、笑い飛ばすような、やけっぱちのような、つぶやくような歌声で歌う。 (C)RS
JMD(2013/05/31)
スウィート・リトル・ブルースマンにして、色とりどりのロックンロールやポップ・ソングを、泣きじゃくるような、笑い飛ばすような、やけっぱちのような、つぶやくような歌声で、「一瞬の永遠」を歌い続けるシンガーソングライター「倉内太」。
2012年11月21日「倉内太と彼のクラスメイト」名義で発表し、各方面から絶賛を受けた名作1stアルバム「くりかえして そうなる」発表から約1年弱、早くも2ndアルバム「刺繍」が完成。
峯田和伸、前野健太、などが表現した「童貞感」や「ルサンチマン的」表現からの影響を、全く別のベクトルに進めて表現した独自の世界観、小沢健二などにも通じるスタイリッシュなサウンドや、言葉の為の音で構築されたバンドサウンドは、2013年の日本音楽シーンにおいて重要な意味を持つだろう。
倉内の楽曲に惚れ込んで集まったメンバーによる、新グループ「ネイティブギター」を従えて録音された楽曲、ソロ・ワークとして録音された楽曲に加え、地下音楽シーンで話題に登り始めたアンダーボーイズがトラック制作で参加した楽曲を含む、全11曲、44分50秒で表現された、ある脳内風景の記録。
発売・販売元 提供資料(2013/05/16)
〈倉内太と彼のクラスメイト〉名義による初の全国流通盤、『くりかえして そうなる』から半年余りで届けられた2作目。またもや宙ぶらりんでやり切れない感情を陽気に歌い飛ばす、倉内マークが刺繍されたナンバーを揃えていて、とにかく実にイイ曲ばかりなのだ。ライヴもサポートするバンド、ネイティブギターとはかなりウマが合っているようで、ネオアコ調の"時を踊る少女"など、にこやかにジャガジャカと演奏する彼らの様子が目に浮かぶ、スウィートな青春チューンが随所で飛び出す。アンダーボーイズがトラック制作に関与したオルタナ・ブルース"倉庫作業員の遊び方"もヘンテコで楽しいし、市井の〈クラスメイト〉たちはきっと大きな手拍子で盛り上がることだろう。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.355(2013年5月25日発行号)掲載)