2006年ロンドンで結成されたフォーク・バンド。メンバーはチャーリー・フィンク(Vo, Guitar)、フレッド・アボット(Guitar, Key)、トム・ホブデン(Violin, Fiddle)、マット"アービー・ウェール"オーウェンズ(Bass)、マイケル・ペトゥラ(Drums)の5人。バンド名は好きな映画『The Squid and the Whale』(2005年)と、その監督であるノア・バームバックを組み合わせたもの。数枚のシングルをリリースした後、Vertigoからデビュー・アルバム『Peaceful, The World Lays Me Down』を2008年8月にリリース。続いて2009年に『The First Days of Spring』、そして2011年にプラチナ・セールスを記録する『Last Night on the Earth』を発表。同年、フジロックで初来日も果たす。そしてこの度、そんな彼らが2年ぶり、4作目となる『ハート・オブ・ノーウェア』の発売が決定。憂鬱さや引きこもりがちな、かと思えば情熱的なサウンドも交じっており、バンドの成長がうかがえる余裕さまでもが感じられる作品にしあがっている。
発売・販売元 提供資料(2013/04/05)
作品を重ねるごとにセールスを伸ばし、前作がUK本国でプラチナ・ディスクに認定されたインディー・フォーク楽団の4作目。序盤にストリングスを導入した曲があるものの、シンプル&タイトなバンド演奏を中心に置いている。そのおかげでフック満載のメロディーが真っ直ぐ耳に飛び込んでくる点が良い。何はともあれ、ルー・リードのような色気が出てきたチャーリーのヴォーカルに驚かされたね。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.356(2013年6月25日発行号)掲載)